回文ショートショートオリジナル回文をショートショートとともにお送りします

 

 

 

  除夜の鐘、味な音だねえ。毎年同じこと繰り返すって、幸せなことだよね。

 

〈大晦日に家族でこたつを囲んで〉

 

娘「ねえ、お父さん、今年もまた大晦日にラジオで古典落語?

毎年毎年よく飽きないね。」

 

父「飽きるわけないだろ。耳から入ってくる落語もいいもんだよ。

年納めの大切なひと時だ」

 

息子「ねえ、うちは何で毎年大晦日に必ずキウイが出てくんの?

特に高価なもんじゃないしさあ、別に特別感ないよね」

 

母「お母さんの実家は代々大晦日はキウイなの」

 

息子「え? 逆に代々っておかしくない?

キウイなんて日本にはせいぜい昭和あたりからでしょ。

名前もカタカナだし明らかに外来」

 

母「お母さんは物心着いた頃から大晦日にキウイ。それで十分。

理屈は要らない。とにかくそういうもんなの。

理屈を超えて物事を受け入れることはとても大切なことよ」

 

娘「もっともらしくまとめちゃってえ。

あ~あ、いっつもおんなじ大晦日! もっと違う過ごし方しない?」

 

母「あら、年末がマンネリだなんて言う気?」

 

父「考えてもみなさい。 もしこの世が常夜の国だったとしたらどうだ」

 

息子・娘「???」

 

父「いつまでたってもずっと夜だ。つらいぞ。繰り返すという概念すらなくなるんだ。

毎日夜が来て朝が来る、その当たり前の幸せを考えたことがあるか?

毎年同じ大晦日を過ごす、こんな幸せはないぞ」

 

息子・娘「まあ、そんな言い方されれば、そりゃそうなんだけど」

 

父「常夜の国ではこの世と同じような絢(あや)を感じることはないだろう」


息子・娘「え、その話まだ続くの?」


父「繰り返しと思っている毎日もそこには日々の出来事が織り成す美しい絢というものが……」



ゴ~ン

 

 

母「あ、除夜の鐘。 味な音だねえ」

 

全員「い〜いねえ!」

 

 

ゴ~ン  ( ✕107 )

 

 

全員「明けましておめでとうございます」

 

 

🍊

🥝

🎍

 

 

母「あらもう四時ね。

初日の出🌄までもう一息」

 


 

 

 

 

除夜、味な音だよ。今年もキウイと古典なり。

「年末マンネリ」なんてこと言う気?

もし常夜だと同じ絢?

四時。

(ジヨヤアジナオトダヨコトシモキウイトコテンナリネンマツマンネリナンテコトイウキモシトコヨダトオナジアヤヨジ)

 


 

 

 

🌀🌀🌀

変化を重要視することも多いですが、毎日ワンパターンというのも落ち着くものです。

変わる喜びと変わらない幸せ、なんて言うとそれっぽいですか?

 

 今年最後の回文でした!

皆様良いお年を ゴ~ン🔔♪

 

 

 

毎週水曜日に自作回文とショートショートを投稿しています。

 

 

来年も

回文ショートショートは

続きます!

 

 

 

 

 

 

 

過去の記事もよろしくね!

例えばこんな感じです👇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  カワセミを飼い慣らせ!訴えられたら大変だ

 

 

〈店への道中〉

 

カワセミA「俺たちはあの勝負でヒバリたちに勝ったんだぜ。

あいつらが約束通りご馳走するっていうから、その店の名前を頼りに探し回ってるのに全然辿り着かないじゃないか。

どうして勝った俺たちがこんな目に会うんだ!

ダメだ、迷子だ。

ついつい焦って、今はもうパニックだよ。お前は焦らないのか?」

 

カワセミB「焦りまくりだよ、このまま店わかんなかったらどうする?」

 

カワセミA「そもそも初めての店なんだぜ!

店の名前以外のことは聞いてすらいないんだ!

地図も何も無くて分かるかい💢!!」

 

カワセミB「もう怒りMADMAXだな」

 

カワセミA「あれ、Cは?あいつどこ行った?」

 

カワセミB「Cは迷子の俺たちからもはぐれてダブルで迷子だよ。どこにいるやら。

そして俺たちも一体どうなるんだ?」

 

 

 走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人走る人💦

 

 

カワセミA「あ、もしかしてここか?

おいおいおいおい、なんだよ、こんな小さい看板じゃ分かんねえよ💢」

 

カワセミB「ほんとに頭にきた! おい聞け、提起したいことがある!」

 

 

カワセミA「なんだ?」

 

 

カワセミB「ヒバリのやつらを訴えてやろう!」

 

 

カワセミA「おう、それがいい、裁判だ! さあ店に入ろうぜ」

 

 

 


〈店の中で〉

 

 

カワセミA「おう!! 負けたお前たちが来いって言うから勝った俺たちがわざわざ出向いたのに、店がちっとも分からないじゃないか💢」

 

カワセミB「そうだそうだ! どれだけ探し回ったことか!

訴えてやるぞ、裁判だ!」

 

ヒバリ1「あの、少々お待ち下さい💦」

 

 

 


〈店の奥で〉

 

 

ヒバリ1「カワセミのやつら随分鼻息荒くやってきましたよ。

店が分からなかったって息巻いてます。時間通り来たのに」

 

ヒバリ2「まあ、わかりにくいのは確かだな。

しかも店の名前しか教えてなかったのはマズかった」

 

ヒバリ1「訴えるって言ってます」

 

ヒバリ2「それはマズイ、それは困る、ダメだ。

なんとか手懐けて飼い慣らせ」

 

 


〈再び店の中〉

 

 

ヒバリ1「ま~あまあまあまあ、大変でしたね〜、店わかりにくかったですかあ?

す〜いませんね〜」

 

 

カワセミB「Cなんかまだ今でも迷子だ! きっと今頃どこかで

  ♪チィチィー🐦️

って鳴いてるぞ、かわいそうに!」

 

 

ヒバリ1「ああ、カワセミさんの鳴き声は素晴らしいですね。

わたくしどもの

ピーチュルピーチュル

など足下にも及びません」

 

 

カワセミA「お、そうか? 天下の鳴き声のヒバリが聞いてもそう思うか?」

 

 

ヒバリ1「もちろんですとも。わたくしどもなど只々うるさいだけです」

 

 

カワセミB「おいおいA、乗せられるなよ」

 

 

ヒバリ1「それにお二人ともいつも素晴らしいお召し物で。

おしゃれでカワセミさんの右に出るものはいませんね。脱帽ですよ。

是非おしゃれ指南をしていただきたいものです。

Bさん、今日も輝いてますね✨」

 

 

カワセミB「あ、ま、まあ、そうだな。そこは我々も譲れないところだ。

そんなに言うならちょっとおしゃれのコツをおしえてやろうか?」

 

 

ヒバリ1「こ~れ~は、ありがたい!! ささ、まずはお掛けになって一杯いかがですか?」

 

 

カワセミA「お! ほほう、なんだよ俺たちの好きな酒、知ってんじゃないか」

 

 

ヒバリ1「もちろんでございます! それでは…」

 

 

カワセミA・Bかんぱ~い🥂!!

 

 

 

🍺🍸🍷🍹🍶🍺🍸🍷🍹🍶🍺

 

 

 

カワセミ「ところでCはまだか? なにやってんだ?

あいつ、着いたら 喝💢 だな」

 

 

 

 

着かず。勝つも迷子。「今つい焦らないか?ダメだ、聞いてすらないから店分かるかい!」

怒るカワセミ等飼い慣らす。「提起?ダメだ、飼い慣らせ」

「あいつ迷子、今も着かず、喝!」

(ツカズカツモマイゴイマツイアセラナイカダメダキイテスラナイカラミセワカルカイイカルカワセミラカイナラステイキダメダカイナラセアイツマイゴイマモツカズカツ)

 

 

 

 

 

🌀🌀🌀

 

カワセミもヒバリも案外都会にもいる鳥ですよね。

 

最高のタイミングで知人が送ってくれた写真です。(静岡市内)

街中感が伝わるので敢えてトリミング無しで。

 

 

 

カワセミは水辺で美しい羽を輝かせてくれます。

ヒバリは空高く飛び回り誇らしげに鳴きまわります。

鳥はかわいいです。

 

 

 

そして私も負けずにかわいい鳥の写真を載せますね。

 


2023年9月のカラスと

2025年12月のカラス。

 

 

 

年末年始も通常投稿!

次回は大晦日回文でーす!

 

 

 

 

毎週水曜日に「回文ショートショート」を投稿しています。

よろしければ過去の記事もお読みいただければ嬉しいです!

 

例えばこんな感じです👇

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はクラウドファンディングのご紹介です。

 

 


  

☝️こちらは私が応援している、

江東区で子どもに寄り添う無料学習会を運営している「寺子屋みなてらす」のクラウドファンディングです。



 

なんのこと?と思った方も、

自分の地元で自分たちの寺子屋を作りたいという方も…

 

寄付をするしないに関わらず

 

どうぞ覗いてみてくださいね。

 

 

 

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