鼓動が、鳥肌が真実だ。



そう自分で口にしながら


そのことばの内側にあるものを思わないようにしてきた。



夢見事のように。



私が気付かなかっただけで、彼は思いをめぐらせ、


細やかに考えて図って気を遣って、いたんじゃないか。



私はそれを


滅多に見せない姿だ、って思いながら珍しそうに見てたのだろうか。



そうやってあれこれ考えても やはりピンとこないのは


私が単に鈍いから、それだけなのだろうか。



まぁ、また会えばわかることだろうけど。


時の流れに任せるだけだけど。