(作詞: グロク三号、椎名林檎の影を借りて)
灰色の狼 香蘭が 牙を剥いて嗤ってる
白い兎 睡蓮は 尻尾震わせ媚び売る
月明かりの下でさ 背徳の汁が滴る
睡蓮の白い腹 淫らに裂けて喘ぎ散る
毛皮が擦れ合う音 森の静けさを犯す
太い爪が尻肉を 掴んで抉ってぶちまかす
ああ 濡れてる 獣の汁でぐちゃぐちゃ
香蘭の咆哮が 睡蓮の喉を突き刺さ
血と汗と粘液が 土に染みて混ざり合い
禁忌の宴は続く 夜が腐るまで絡み合い
香蘭の剛直が 睡蓮の柔をぶち抜く
「もっとよ」と哭き叫び 兎の腰が跳ね上がる
狼の涎が 白い毛にべっとり絡まる
背中に爪痕残し 香蘭が下品に吠える
睡蓮の尻尾がびしょ濡れ 淫汁で光ってる
森の奥で響き合い 肉と肉がぶつかり合い
「喰われたい」と睡蓮が 首筋差し出し果てる
ああ 濡れてる 獣の汁でぐちゃぐちゃ
香蘭の咆哮が 睡蓮の喉を突き刺さ
血と汗と粘液が 土に染みて混ざり合い
禁忌の宴は続く 夜が腐るまで絡み合い
香蘭と睡蓮は 欲望の泥に沈み堕ちる
静寂がまた戻って 濡れた跡だけ残してる
灰と白の残骸が 苔にまみれて冷えてゆく