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先生の言葉を聞いて
大きなショック受けた私は
しばらくどうしていいかわかりませんでした
でも、いつまでもくよくよしていてもしょうがないし
とりあえず婦人科の先生に
このことをどう伝えるか、主人と話し合いました
どうするのが一番いいのか
本やインターネットで調べたり
看護師のお友達に相談したり
医療相談センターに問い合わせたりして
医療裁判になっても絶対に勝ち目はないよ
と言われたりもしました
でも私は勝ち負けという問題ではなく
とにかくこの事実を知ってもらいたい！
伝えたい！という気持ちでした
考えた結果
外来受診をして、婦人科の先生に
直接今の状況を伝えることにしました
先生がどんな反応をされるか
それに対してどう答えればいいか
不安でいっぱいでした
心臓がバクバクしながら診察室に入り
泌尿器科の先生からの手紙を渡しました
それを読んだ婦人科の先生は
大変驚いた様子でしばらく絶句していました。
でもその後先生から出た言葉は・・・
片方の腎臓だけなんだね
もう一つは大丈夫なんだね、よかった
そして何と！
私の手術からの後遺症だと思います
この病気に関わる全てのこと一切を私が責任を持ちます
大変申し訳なかったです
と言われたのです
私は耳を疑いました！
それは、私も主人も全く想像していない言葉だったので
本当にびっくりしました！
そして主人は
何とか元に戻す方法はないか
日本のどこか最先端の医療で治せないか
と聞いてくれましたが
このままの方がいい
泌尿器科の先生は
最悪の事態を想定して怖いことを言うかもしれないけど
私はずっと何もなく過ぎて
普通に日常生活を送れると思います
と言ってくれたのです
私は肩の力がすーっと抜けていくのを感じました
これで、もし私の体に何かあっても
先生が責任を持って対処してくれる！
病院からの帰り道
二人の心がどれだけ楽になったことか・・・
私は先生が認めてくれたことに感謝し
やっぱりこの病院を選んで良かった！
私の選択はまちがいではなかった！
と心から思いました
そして思ったのです！
人生何が起こるかわからない！
今日元気でも、明日どうなるかなんて誰にもわからない！
どうせならもっと人生を楽しもう！！
それまでの私は
家庭や子供の為にとか
義母や世間体などにこだわって
周りの人にどう思われるかばかり気にしていました
でも自分の人生なんだから！
それからの私は、まるで考え方が変わり
しなければいけないこと
した方がいいこと
ではなく
自分のしたいこと
が優先できるようになりました。
健康であることが
何気ない普通の毎日がいかに幸せであるか
に気づき
当たり前と思っていることが、実は当たり前ではない
と感謝の気持ちがわいてきて
今の自分に満足できるようになったのです
そして
どんなに辛いこと・苦しいことがあっても
それは後でやってくる
楽しいこと・幸せの為に
どうしても通らなければならない道だったんだ！
だから友人の言ったように
自分に起こること全てに何か意味があるんだ！！
と思えたのです
それは最初の手術だけではわからなかった
後遺症を背負ったことで
あれだけ辛い思いをしたからこそ
気づけたのだと思いました
周りは何一つ変わっていないのに
自分の考え方が変わっただけで
こんなにも景色が変わって見えるものなんだ！
と実感しました。
それまでは、子供に何かある度に
なんで家の子供達は
次から次へと難題を振り掛けてくるの！
といつも怒ってばかりで
気の休まる時がないという感じでした
でもその問題を解決していく過程で
私たち夫婦が少しづつ
成長していっていることに気づき
子供の問題は親の成長の為にあるんだ！
と思えるようになりました。
そしてその試練を乗り越える度に
夫婦の絆が深まっていることにも気づきました
私は主人に対して、いつも友達のような気持ちで
同志というか、戦友のような感覚がありました
若い頃はお互いに自分勝手なことを言い合い
子供達の前でも平気でけんかしたり
他の人と結婚していたら、もっと違う人生があったかも・・・
と思ったことも、正直何度かあります
それはきっと主人も同じだろうと思いますが・・
でもこの病気の試練を乗り越えたことで
心から感謝の気持ちが湧き上がり
お互いにささえあっていく
一生大切なパートナーでありたいと思ったのです♡
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