稽古前にカットスイカ・・・・・
ムッとする暑さは、体力も思考力も奪う・・・・・
もうどうしようもなく、スイカ・・・・・
スイカはいつ日本に来たのだろう?
平安時代に中国から渡ってきたという説や、
天正7年ポルトガル人が持ってきたという話があるらしい・・・・
食欲のない夏はスイカを食べていればいいという話もある・・・・
ともかくスイカ・・・・
こんなに暑くなかったらそれほどでもないんだろうけれど、
昨日はとにかく暑かった・・・・
スイカを食べてよだかの星の音楽稽古・・・・
この演奏のイメージは、
路上を音楽を演奏しながら祭りに向かう旅芸人・・・・
音楽を演奏しながら広場に行きそこで観客を集めて、
観衆が集まったら劇を始める・・・・
前触れ・・・・・
フェリーニの「道」という映画の中で、
ジェルソミーナが、ザンパノの元を逃げ出して道を歩いていると、
チューバとフルートともうひとつの楽器はなんだったろう?
3人の男が演奏をしながら歩いてくる場面があります。
服装は復員兵のような服だった気がします。
その3人にジェルソミーナが興味を持ち、
後をついていくと、街ではお祭りがおこなわれていた・・・・・
周りには何もない道をポツンと演奏しながらやってくる人・・・・
そして群衆がマリア像を囲む祭り・・・・
そこで綱渡りのピエロを見る・・・・
「よだかの星」を語る役者たちが、物語を運んでくる・・・・
稽古の合間・・・・・
珈琲豆を挽くことにしたら・・・・
・・・・普通に挽いた方が早いんだけど・・・・
昨日は抜き稽古・・・・
感情を出すのではなく、押さえることで滲み出させる・・・・
観客と会話をするつもりで語り掛ける・・・・・
観客が答える空気を感じるように・・・・
一方的に話すのではなく話す・・・・・
覚えた台詞を話すのではなく、自分の身体を通した言葉を伝える・・・・
歌も踊りもある語り芝居「よだかの星」
遊び心を持って、大きな宮澤賢治の思いを感じるように・・・・
少しでも近づけるように・・・・
稽古は覚えるためではなく、自分を成長させるため・・・・
心を豊にするため・・・・
引き出しの中を増やすために、考える・・・・試す・・・・
感じられるように心を動かす努力をする・・・・
焦らずにじっくり、ゆっくりと稽古を進めています・・・・
夜は雷雨となりました・・・・
すごい雨・・・・
午前中洗濯をしたのですが、
なんだか昼間の暑さが異常に思えて、この天気はきっと僕を騙すと思って、
いつもなら干しっぱなしの洗濯ものを出てくる時に家干しにしていました・・・・・
カン?があたりました。
「よだかの星」は、8月4日岡山での公演です。