「極付印度伝 マハーバーラタ戦記』@歌舞伎座 | palestinian-wind

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ワタクシの風に吹かれてみますか?

昨日はこちらへ。


来年の『RRR』の前に

印度が舞台の芝居を観るとは!



しかも

お目出度く千穐楽✧



【あらすじ】

ここは神々の世界。神々は人間界を見下ろし、争いを繰り返す人間たちを嘆きます。そんななか、人間界に救いの手を差し伸べたのは太陽神(たいようしん)。象の国の幼き汲手(くんてぃ)姫に子を授け、その子、迦楼奈(かるな)を、平和を以って人間界を平定する救世主として君臨させようと試みます。しかし、汲手姫は迦楼奈を出産するも、赤ん坊の迦楼奈をガンジス川へ流してしまいます。そして、太陽神と対立する帝釈天(たいしゃくてん)は、力を以って世界を支配するべきだと、こちらも汲手姫に子を授けます。帝釈天の子の名は阿龍樹雷(あるじゅら)。
 歳月は流れ、亜照楽多(あでぃらた)と羅陀(らーだー)夫婦に育てられた迦楼奈は天性の弓の才能を秘めた青年へと成長を遂げます。ある日、迦楼奈は太陽神から、迦楼奈こそが人間界の救世主であるとお告げを受けます。自らの宿命を悟った迦楼奈は、弓の修業のために家を出る決断をし、旅立つのでした。
 都では、王族として育てられた百合守良(ゆりしゅら)、風韋摩(びーま)、阿龍樹雷ら五人の王子と、従兄弟にあたる鶴妖朶(づるようだ)王女の姉弟による王位継承争いが勃発。仙人久理修那(くりしゅな)の助言により、王位にふさわしい者が誰かを競う武芸大会が開かれることとなります。都へやってきた迦楼奈もその武芸大会に出場し阿龍樹雷王子と相対しますが、その様子を見た汲手姫は、自らがガンジス川に捨てた幼子が迦楼奈だと気づき…。
 激化の一途を辿る王位継承争いに巻き込まれながらも、自らの使命を全うすべく葛藤する迦楼奈。来たる決戦のとき――同じ母をもつ兄弟でありながら、それぞれの使命を背負い人間界に生を受けた迦楼奈と阿龍樹雷はついに雌雄を決する戦いへと向かい…(公式HPより)


【配役】

手抜きなコピペですみません



2017年振りとのことですが

私はその当時のことがサッパリ。


よって、今回も脳内真っ白で

観劇してきました。


***


芝のぶさんがいい!

陰の主役は芝のぶさんですよね?


冒頭の一役目の神様は裏声で

女形さん然とされてますが


鶴妖朶(づるようだ)は地声?

これが女優さんだか声優さんだか


口跡素晴らしく実にいいお声なんです。

いやー驚いた。


弟の道不奢早無(どうふしゃさな)と

家督奪還を狙う悪役かと思いきや


歌舞伎や時代劇にある

勧善懲悪とは一線を画す


途中から自らの生き方を模索する

1人の人間としてイキイキとしてくるお役。


打掛2枚はどちらも龍で

後半は甲冑ですが


お胸の辺りがふっくらとした

少しセクシー。


カッコよかったなぁ。。



隼人くんはなんだか

件の代役の後から


しっかりというか一皮というか

大きくなられた、むけた?


今回は菊之助さんのライバルという役処を

張り切りすぎるでもなく


気持ちいいほどの過不足ない演技で

下を引っ張るお兄さん!って感じ。



丑之助さんが大きくなってたのにも

ビックリでした。


お祖父様を脇に

小さな神様としてセンターで台詞。


象の国、象の国とインドのことを

よぶ名前が出てきましたが


最後にガネーシャで出してくるのも

音羽屋さんの担い手アピのようなね。



***



しかし、闘いを望んでなかった

迦楼奈が戦いを決意し


力で押さえ込むこそ世の平らだと

思っていた阿龍樹雷が戦意を失うとか


人の心の移ろい

善と悪の紙一重な感じを分かりやすく


そして最後は


人間は神さまが思う以上に

なかなかやりよると


それらをスッキリ昇華させてくれる

舞台でした。



あ!『RRR』から発想を得たシーンが

ありました。


菊之助さんと隼人くんの

バトルダンス。


映画の方が

10倍くらい激しいけど


踊った後スッと

立ってられるのはスゴいかも。



演出の宮城聰さん曰く。


 「戦の原理として、自分の気に入らないものをどう黙らせるかというときに、圧倒的な力をもってすれば相手は黙るだろうという考えと、一方で、互いを尊重しようという考え方をもち込むことで、復讐の連鎖が止まるのではないかという考え。本作では、この二つの思想のコントラストを提示することで、戦の終わりへの希望が見出せるのではないか」



三越のデパ地下で買った

美濃吉の観劇弁当



終演後のお茶ならぬ和パフェ

黒糖ほうじ茶