『阿国-かぶく恋、夢の果て-』@サンシャイン劇場 | palestinian-wind

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ワタクシの風に吹かれてみますか?



【TODAY'S CAST】

朗読: 瀬戸かずや(三十郎)/綾凰華(阿国)
石谷春貴(名古屋山三)
寺内淳志、蓮井佑麻
舞踊:花柳幸舞音 、藤間涼太朗
演奏:KOHKI、大河内淳矢、飯野和英


【ものがたり】

一人の女芸人が、その踊りの才により頭角を表した。彼女の名は阿国。

希代の傾奇者として名高い名古屋山三は、駆け出しの阿国を見染め、共に風雅の芸を極める夢を見る。異なる二人の才能がぶつかり合い、新たな芸が芽吹き始めたその前夜、山三は家のため他家に仕官することになり、さらには武士としての義理を立てるため命を落としてしまう。

人気も凋落し、傷心する阿国の元に残ったのは浮浪児から拾い上げ弟子として育てた少年、三十郎ただ一人だった。

阿国は、三十郎を己と瓜二つの女役に仕立て上げ、己は男役として山三に成り代わり、濃密な男女の恋愛を描いたかぶき踊りとして上演する。いつしかこのかぶき踊りは大評判となり、阿国は三十郎と共に各地を巡業する旅に出る。

男として阿国を深く愛しながらも、師弟という関係を壊さぬよう、ひたすらに女形に徹する三十郎。

一方、阿国は名声を得てもなお山三を忘れられず、その幻影に徐々に心を蝕まれていく ーーーー(公式HPより)



***


朗読舞踊って

どんな演出だろうと思っていたら


単色シンプルな衣装の

阿国と十三郎は動きながらの朗読


その後ろやそれだけで

鬘や着物、顔をした舞踊家が踊るというものでした。



本を抱いて動きながら表情も見せる朗読なので

瀬戸、綾さんの演技も楽しめますし


舞踏家さんの所作と合わさるところは

文楽みたいでした。


4人が2人をあれこれと

表現している感じ。


***


この日は綾さんが阿国でしたが

「阿弖流為」で母礼をした時を思い出しました。


上手いわぁ。。


歌ったり踊ったりより

演技の人だなと思う。


線が細いからロングの鬘も

変わりワンピースもお似合い。



瀬戸さんが阿国より若い男性役。

ちょっと控えた感じがいい。


「殉情」の佐助みたいかな。


この方も演技の人だと思うので

阿国バージョンも見たかった気がする。


ワンピースなんでしょうしねぇ(笑)

低い声をどう使うのかな?


あーそうなると

綾さんの十三郎もいいなぁ。。


犬っころみたいな

真っ直ぐな十三郎だろうな。



山三は日替わりで声優さんが

やられているようですが


最近の声優さんは

何でもやれちゃう感じですよね。


やはり聞き取りやすいし

気持ちの発露が明確でした。


***


さて、

ロビーに面白い企画があって


招き札を好きな名前で

好きな役者さんに贈れるようでした。


中でも秀逸だったのは

CITY HUNTER」


槇村秀幸を演った綾さんに

贈られたこの一枚でした✧