英語ということで、分からない単語も調べてみたので、参考にしてください。

日本語で話はわかっているので、ある程度は推測できますが。


Violent end to Turkish-backed bid to break Gaza Strip blockade sparks diplomatic crisis

Jerusalem AP

Israeli naval commandos stormed a flotilla of ships carrying aid and hundreds of pro-

Palestinian activists to the blockaded Gaza Strip on Monday, killing at least 10 passengers in a predawn raid that set off worldwide condemnation and a diplomatic crisis.

Israel said its commandos were attacked by knives, clubs and live fire from two pistols wrested from soldiers after they rappelled from a helicopter to board one of the vessels.

Dozen of activists and at least 10 Israeli soldiers were wounded in the bloody confrontation in international waters.

Reaction was swift and harsh, with a massive protest breaking out in Turkey, Israel’s longtime Muslim ally, which unofficially supported the mission. Ankara announced it world recall its ambassador and call off military exercises with the Jewish state.

The bloody showdown came at a sensitive time in Israeli-palestinian peace efforts. Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu was scheduled to meet with President Barak Obama on Tuesday to discuss the next round in U.S.-led indirect negotiations. From Toronto, Netanyahu spoke by telephone with top Israeli officials and expressed his ”full backing ”for the military, according to a statement form the army.

The White House said in a statement that the U.S. ”deeply regrets ”the loss of life and injuries and was working to understand the circumstances surrounding the ”tragedy.”

The activists were headed to Gaza on a mission meant to draw attention to the blockade, which Israel and Egypt imposed after the militant Hamas group seized the territory of 1.5 million Palestinians in 2007.

There were conflicting accounts of what happened early Monday, with activists claiming the Israeli fires first and Israel insisting its forces fired in self defense. Communications to the ships were cut off shortly after the raid begun.

An Israeli commando who spoke to reporters on a naval vessel off the coast said he and his comrades were surprised by a group of Arabic-speaking men.

Storm1怒って激しい勢いで突進する;暴れ回る

2猛攻を加える, 砲火を浴びせる;突撃[攻撃]する.

Bid努力, 試み, 企て

Blockade封鎖

sparkたちどころに反応する

Naval軍艦の;海軍の

Commando 特別奇襲隊.

Flotilla小型艇隊

Predawn夜明け前(の).

Set off(…を)始める

Raid襲撃, 急襲

Condemnation激しい非難, 譴責(けんせき), とがめ立て

Wrest<物を>(人から)もぎ取る

Clubこん棒

Live fire

Rappelle懸垂下降

Vessel.

Confrontation(対立する勢力・思想などの)衝突.

International waters 公海

Swiftすばやく行われる, 敏速な, 即座の, 即決の

Harsh〈人・罰などが〉きびしい, 過酷[厳格]な, 〈人・言葉が〉無慈悲な, 無情な

Longtime昔からの, 長年の

Ally同盟[連合, 提携]する

Call off〈人・動物を〉呼んで去らせる, (攻撃などを)やめさせる

Military exercises

Showdown最終的段階;どたん場

Backing後援, 支持, 支援, 援助

Impose〈人が〉威圧する

Seize〈人が〉〈A(物)を〉(急にまたは力ずくで)つかむ, 握る

ワシントン(嶋田昭浩)



 オバマ米大統領は、三十一日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談、同国軍によるパレスチナ支援船団への武力行使をめぐり、人命が失われたことに「深い遺憾の意」を表明した。ホワイトハウスによると、カナダ訪問中のネタニヤフ首相が一日にワシントンで予定していたオバマ大統領との首脳会談を中止し、帰国したことについて大統領は理解を示し、「(衝突の)すべての事実関係の把握が大切だ」と強調したという。

 ただ、ホワイトハウスの声明は、衝突をめぐりイスラエル軍と支援船団のどちらに責任があるかなどには触れていない。


 カイロ(内田康)

 

 イスラエル軍が武力行使によって地中海に拿捕した国際支援船六隻は三十一日午後、イスラエル南部アシュドットに到着した。AFP通信によると同日深夜までに、乗船していた人権団体の活動家八十人以上が身柄拘束された。ネタニヤフ首相は訪問先のカナダで、武力行使によって死者が出たことに「遺憾の意」を表明したが、「兵士は身を守る必要があった」と述べ、正当防衛との見解を示した。

 活動家の死者は十人以上とみられていたが、イスラエル軍は三十一日午後になって、九人と発表した。AFP通信によると、死者の多くはトルコ人。英国人一人を含む乗船者約二十人と、イスラエル兵七人が負傷した。

 衝突は、パレスチナ自治区ガザに向け支援物資を運んでいた六隻のうち、一隻の客船上で起きた。軍発表によると、ヘリコプターからロープ伝いにデッキに降りたイスラエル兵が、乗船者たちに棒やナイフなどで襲われ、銃二丁が奪われたという。現場は公海上。残る五隻の拿捕の際には目立った衝突はなかったもようだ。

 乗船者はトルコや欧州各国からの七百人以上に上り、イスラエル当局は順次、身柄拘束の手続きを進めている。一部は国外追放になるとみられる。

 ロイター通信によると、イスラエル軍の武力行使に対しパリやローマ、ストックホルムなどで三十一日、抗議デモがあった。アテネでは、投石を行なったデモ隊に対し警察が催涙ガスを使用した。

 ニューヨーク(阿部伸哉)



 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザに向かう国際支援船団に武力行使し、トルコ人ら多数が死傷した問題で、国連安全保障理事会は三十一日、トルコの要請で緊急会合を開催。同国と安保理議長国のレバノンはイスラエルを非難し、国連による独自調査実施を求める議長声明を直ちに採択するよう求めた。

 トルコのダウトオール外相は「国家による殺人行為」と、イスラエルを激しく非難。英国のグランド国連大使も「イスラエルはこれだけの死傷者の説明責任がある」と指摘、フランスも国際調査実施に賛同した。

 これに対し、イスラエルのカルモン国連次席大使は「船団はテロリストと関係があった」とあらためて主張。米国のウルフ国連次席大使は国際調査には触れず「イスラエルによる完全調査」を促した。

 ウガンダ訪問中のパンギムン国連事務総長も「今回の暴力を強く非難する」とコメント。イスラエルの説明責任を強調した。

カイロ(内田康)

 イスラエル軍が武力で拿捕したガザ救援の国際船団には、多くのトルコ人運動家が乗船していた。イスラム教色が強く、イスラエルに批判的なエルドアン政権が2003年にトルコに発足して以来、両国関係は冷却していたが、今回の事件で対立は決定的になった。

 トルコからの報道によると、イスタンブールのイスラエル領事館前には数百人の市民が集結し、抗議集会を開いている。イスラエル政府は、トルコへの旅行を控えるよう国民に注意喚起した。

 トルコはイスラム教国ながら、北大西洋条約機構(NATO)の一員で、元来、イスラエルとも外交を維持。軍も定期的に合同演習を行ってきた。

 エルドアン首相は08年末から三週間続いたイスラエル軍のガザ侵攻を受け、09年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でイスラエルのペレス大統領に対し「人殺しをしているのはイスラエルだ」と抗議。トルコ国民の喝采を浴びた。

カイロ(内田康)

 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザに向かう人権団体の国際支援船団に対して武力行使し、死者十人以上が出た問題で、アラブ連盟(本部・カイロ)は三十一日、大使級の緊急会合を一日に開催することを決定した。周辺イスラム教国では事件への反発が強まっており、米国が仲介するイスラエルとパレスチナ自治政府の間接和平協議が停滞する可能性も高まってきた。

 

 アラブ連盟筋によると、二日には閣僚級会合が開催される可能性もある。アラブ連盟は 米国仲介の間接協議を支持する姿勢を打ち出してきたが、このまま協議を続けるべきか否か、集中的に議論を行うとみられる。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、ハマス幹部ハニヤ氏は、三十一日にガザで演説し、ヨルダン川西岸、ガザ両地区でのストライキ実施を訴えた上で、イスラエルとの間接協議中止を求めた。パレスチナ住民の反発を背景に、間接協議に応じてきた自治政府のアッバス議長に圧力をかける姿勢だ。

 アッバス議長は、事件の犠牲者を追悼するために三日間、喪に服するようパレスチナ住民に呼び掛けたものの、今後の和平交渉については言及しなかった。協議を成功させたい米国と住民の反発との間で、厳しい判断を迫られることになる。

 西岸地区在住の政治評論家ヘデル氏は、「米国の意向を考慮すると、アッバス議長は協議の中断を公言することまではできない。ただ、ほとんど協議に応じない方針をとるのではないか」と話した。

 イスラエル軍は三十一日、パレスチナ自治区ガザに向かっていた支援船団に武力行使した。ネタニヤフ政権は建国以来最も右寄りとされ、同盟国のオバマ米大統領との関係も悪化する中、再び強硬姿勢を見せつけた。同政権の最重要政策は、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスの徹底的な封じ込めだ。極右政党も抱えた連立政権の求心力維持のため、国際的非難を覚悟で攻撃に踏み切ったとみられる。

(カイロ・内田康)

連立維持へ決断か

▼正当性

 「船団に乗っていたのは(国際テロ組織)アルカイダとも関係のある人々だ」

 イスラエル外務省で緊急会見を開いたアヤロン外務副大臣は、欧州の国会議員や人権団体メンバーを含む乗船者をテロ組織と決めつけた。

 イスラエル側は支援船団は武装していたと主張。たとえ一部の乗船者が武器を持っていたとしても、完全武装したイスラエル軍との差は歴然で、「やりすぎだ」との厳しい国際世論が高まるのは必死だ。イスラエル側は、あくまでも「正当防衛」として突っぱねる方針とみられる。

 ネタニヤフ政権は、リーベルマン外相率いる極右政党「わが家イスラエル」や宗教政党「シャス」など強硬派と連立。中道左派「労働党」も政権に加わるが存在感は薄い。

 右派「リクード」を率いるネタニヤフ首相も「ハマスを根絶やしにする」と訴え、昨年二月の総選挙に勝利。イスラエルのガザ封鎖を不当とみる支援船団メンバーの強硬排除は「想定の範囲内」との指摘もある。

▼板挟み

 さらに、今回の強硬策の背景には、対米外交をめぐる連立政権内の“きしみ”を取りざたされている。

 パレスチナ自治政府とイスラエルの和平実現を最重要視するオバマ政権は、イスラエル政府に対し、ヨルダン川西岸や東エルサレムでのユダヤ人入植地の建設凍結を再三にわたって要求。だが、閣内右派は猛反発、首相は板挟みになっていた。

 ネタニヤフ首相は「建設凍結」を一切公言しないが、五月上旬に米国が仲介する間接和平交渉が始まった際、「首相はオバマ政権と建設凍結の密約をした」との憶測も流れた。もしも交渉が進展すれば、イスラエル側が妥協を余儀なくされ、右派政権は崩壊するという意見さえあった。

 今回の支援船団には核開発を進めるイランを擁護するトルコの出身者が大勢乗船。ガザに入境させれば、周辺イスラム諸国で存在感を増すトルコのエルドアン首相の「得点」になりかねない。ネタニヤフ首相が支援船団に弱腰の態度を見せれば、閣内強硬派の反発は間違いなかった。

強硬姿勢、継続に限界

▼動揺

 ただ、今後もイスラエルが強硬姿勢を貫けるかは不明だ。

 六百人以上の乗船者が解放されれば、イスラエル軍の「不当攻撃」を厳しく指弾するだろう。既に欧州連合(EU)は拿捕事件の徹底的な真相究明を求めており、イスラエルの「正当防衛説」をすんなり認めるとは考えられない。

 政権内にも動揺はあり、労働党のベンエリエザー通産相は、ロイター通信に「面倒なことになる」と漏らした。左派有力紙ハーレツ(電子版)は論評で「問題を解決できなければ(パレスチナ住民が蜂起する)第三次インティファーダにつながる」と警告した。

カイロ(内田康)

 パレスチナ自治区ガザに向けて、救援物資を運んでいた人権団体活動家らの国際支援船団と、拿捕しようとしたイスラエル軍が31日、同国沖の地中海で衝突、人権団体側の少なくとも十人が死亡した。死者十九人との報道もある。イスラエル政府によると、少なくとも兵士五人が負傷した。

 船団にはトルコや欧州の活動家のほか、ドイツ連邦議会(下院)議員二人を含む約六百人が乗っていた。トルコ政府はイスラエルに抗議し、国連安全保障理事会の緊急会合開催を要請。パレスチナ自治政府のアッバス議長は「イスラエルが行ったことは大虐殺だ」と非難、パンギムン国連事務総長や欧州連合(EU)も徹底調査を求めるなど、重大な外交問題に発展している。

 イスラエル軍がヘリコプターから船上に乗り込み、武力行使した。イスラエルは、人権団体側が発砲やナイフで攻撃してきたため、発砲したと主張している。しかし、トルコの人権団体は、会見で「船団は武器をもっていなかった。イスラエルの反人道的犯罪だ」と非難した。

 船団は六隻。セメントなどの建築資材や医療器具など約一万トンの物資を積んでいた。イスタンブールや欧州各地に出航し、キプロス沖に集結していた。


ニューヨーク支局

国連安全保障理事会は31日、パレスチナ支援の船団がイスラエル軍の強襲を受けた問題で、同日午後1時(日本時間6月1日午前2時)から緊急会合を開催することを決めた。

 トルコ政府の開会要請を受けたもの。


カイロ(田尾茂樹)

 イスラエル軍のガザ支援船強襲で死傷者が出たことを受け、トルコのエルドアン首相は31日、「非人道的なテロだ」と述べ、イスラエルを非難した。トルコ最大都市いすランブールのイスラエル領事館周辺では同日、約1万人が抗議活動を行った。

 トルコからの報道によると、同国外務省は声明で「イスラエルが罪のない市民を標的とし、人命や平和的な活動を無視した」と強く批判、駐イスラエル大使の召還を決めた。

 領事館周辺に集まった市民らは、パレスチナの旗などを掲げながら、「イスラエル帝国主義を倒せ」と叫び、イスラエル国旗を燃やすなどして非難した。