以前、花粉症とアレルギーという記事に書いたが、私はアレルギー性の気管支喘息を患っている。季節の変わり目に調子が悪くなることが多く、このところあまり具合がよくない日が続いている。

喘息を発症したのは大人になってからで、どうも息が続かない、息苦しいと思うことが多く、たまりかねて医者にかかったところ血液検査を経てアレルギー性の気管支喘息と判明したのだった。それを聞いて確かに思い当たる点があった。我が家はみな何らかのアレルギー体質を持っており、自分自身も過去の数年間アトピー性皮膚炎に悩まされたことがあった。それが治まったと思ったら予想外の呼吸器疾患である。

主にハウスダストとイエダニがアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)で、発作が出ると気管支が狭まり呼吸が苦しくなる。ダニはともかくハウスダストは人が生活している限り逃れられないものであり、ずっと付き合っていくしかないという診断だった。

小児喘息というのはかなりの割合で治癒するが、大人になってから発症した喘息はまず完治することはなく、吸入や投薬治療で発作が起こらないようコントロールするしかないそうだ。

定期的に通院し検査、投薬という治療スケジュールが始まったのだが、時には症状が悪くなることもあり、そうなると薬がより強いものに変更されたり、投薬の種類が増えたりという事が何度かあった。その結果、今は実に5種類の薬を毎日服用、吸入しなければならない。

現在表に出ている症状を力で抑えこもうとする治療方法だが、そもそもこの症状を引き起こした根本の原因を突き止め治療するようなものではない。治療は最初から諦め、一生薬で管理するというやり方である。

そんなとき、大人の喘息も積極的に治療し完治できるのだと書かれた本をたまたま見つけた。

ぜんそくは自分で治せる(久徳重和著)


愛知県のクリニック院長が書かれた本で、大人の喘息の完治をはっきり宣言している書籍はこれ以外に目にしたことがない。

1.症状を抑えるための対症療法
2.アレルギー反応を抑えるための治療
3.喘息そのものを直すための生活療法(生活改善)

の3つを柱とした総合治療という事で、数年はかかるものの完治した患者さんが大勢おられるそうだ。実はこの著者の先生の診察を個人的にも一度受けたことがある。その時に指摘されたのは1、2はもちろんだが、主に3の部分であった。喘息が発症しやすい気質、性格というものがあるとのことで、大ざっぱに言えば心配性で神経が細いというようなことだった。環境が急にストレスの多いものに変わったことをきっかけに発症するケースも多いそうで、そう言われると思い当たる点があった。

正直なところ専門の医師が絶対無理と言っているものが本当に完治するのだろうかと疑問に思わないではないが、本格的に取り組んで見る価値はあると思える。上記の療法に加え、環境を整える(周囲からアレルゲンをできるかぎり排除する)ことで数年後に喘息を根治できていればうれしいのだが。