国家資格である電気工事施工管理技士試験に短期間で合格を目指す皆さんへ。
本書は、2024年受験用です。従って、2023年の出題も考慮されています。

本書は、65歳の社会人がフルタイムの仕事と両立しながら、効率的な学習法で一発合格を成し遂げた実践論です。

著者は作業と学習を明確に区別することで、精神的な負担を軽減すると同時に、学習の効果と効率を最大化しています。

この考え方は、多忙な社会人や高齢の皆さんにも有効な汎用的な方法論です。
勉強時間を無駄遣いせず、試験に直接関係するポイントを絞り込むことで、確実に実力が付くのです。

仕事や生活を犠牲にする必要は一切ありません。
むしろ、自分のペースで着実に実力を積み上げることが合格への近道となるのです。
現在の手元にある便利なツールを活用した学習法が、皆さんの試験合格という大目標を後押しします。

この試験の受験者の多くは社会人の皆さんで、中には年齢を重ねた方もいらっしゃるでしょう。
本書でご紹介しているのは、そうした忙しい方、時間がとりにくい方のための現実的な方法で、あなたを国家資格合格へと導くものです。

しかし、合格までの道のりは決して楽ばかりではありません。しかし、本書に導かれる効率的な学習法により無駄を排除し、効果的な学習を実践することで、困難は少なくなることは間違いありません。

この試験を1年間で合格しようとすると、合格率は30%程度となります。それでも、この方法を実践した、建設業の経験が決して豊富ではない、65歳でフルタイムで働く社会人が実感したように、『二次試験の日に会場に元気に着けさえすれば、試験前から合格が確信出来ていた。』そんな、時をあなたも向かられることを、心より願っています。

<目次>
はじめに
1.概要
(1)軽い負荷で徐々に能力を高めていく
(2)総合的な取り組みの方針
(3)教材
(4)学習方法
(5)自分の学習の形
(6)早めの着手
(7)試験
(8)合格率
(9)出題傾向
2.具体的な試験対策(まとめ)
(1)一次試験
(2)二次試験
3.具体的な試験対策
(1)一次試験
① 出題傾向
② 準備
③ 3ヶ月~2ヶ月前
④ 2ヶ月~1ヶ月前
⑤ 1ヶ月~1週間前
■ 合宿
⑥ 直前一週間
⑦ 前日
⑧ 当日
■問題と解答を読む
■コラム(勉強と作業)
(2)二次試験
① 出題傾向
② 準備
③ 3ヶ月~2ヶ月前
④ 2ヶ月~1ヶ月前
⑤ 1ヶ月~1週間前
⑥ 出題傾向対策
⑦ 直前一週間
⑧ 前日
4.音声教材の作成
(1)音声教材の作成
(2)「手順1」暗記したい文章を文字データ化する
(3)「手順2」文字データ化した文章を音声にする
(4)読み上げソフトを使用した音声教材の作成
(5)自分の経験を音声化しよう
■コラム(読めるけど書けない、漢字の練習)
5.電気工事施工管理技士制度について
(1)建設業法の概要
(2)技術者制度の見直し方針
おわりに