【2014年度受験版】1級電気工事施工管理技士試験一次・ 二次とも9 0 点超、 がんばらない試験対策

【2014年度受験版】1級電気工事施工管理技士試験
らくらく一発合格! 3つの秘策
一次・ 二次とも9 0 点超、 がんばらない試験対策


 

本書は、国家資格である1級電気工事施工管理技士試験に、短期間で合格したい方のために、実際に受験・合格された方の取組みをご紹介するものです。

ご紹介する方法は、65歳の年配者が一発合格、しかも自己採点で、100点満点換算なら、一次、二次とも90点以上を取っており、試験日に試験を受験出来たら、つまり元気で試験場に行き、試験を受けることが出来さえすれば、試験スタート前から合格は確信していたという方法です。

彼は、土日以外は、フルタイムで働いていますので、何とか楽して、合格したいと考えました。同時に、受験勉強をする学生のように時間と労力をかけることはできません。年齢を考えると、何度も受験するのも難しいと考えました。「一次試験、二次試験とも一発合格」これを目指すこととしました。

なんとか楽をして一発合格する方法はないかと考えている時、知り合いのベテランの大工さんが若い大工に教えていた言葉を思いだしました。

「太い木材に、太く長いくぎを真っすぐに打ち込もうとするときは、大きなハンマーで一度に打ち込もうとするのではない。
それでは、釘が曲がったり、斜めに入ったり、木材を傷つけたりする。
使いやすい重さのトンカチを使って、少しずつ真っすぐに打ち込む方がうまくいく。」
自分に大きな負荷をかけて、知識を強引にねじ込もうとするのではなく、軽い負荷で、少しずつ、きちんと自分の頭に知識をしみ込ませていくようなイメージでやってみようと思いました。

ここで、この方の年齢を記載しているのは、この方法が高齢者向けの方法という理由からではありません。誰にでも取り組める方法だということをお伝えするためです。そして、楽をして一発合格がなぜ可能であるかと言えば、それは、この試験が、落とす試験ではなく、一定レベルになれば全員合格できるものなので、他の若い方と競争せず、自分のペースで目標とするレベルに到達すれば良いからです。

当然ですが、試験では、勉強の熱心さや時間の長さで合否が判断されるわけではないので、効率の良い、自分に合った、負担の少ない勉強をしても合格できるのです。また、極論すれば試験場で点数がとれれば、あとは覚えていなくても良い問題もあるので、それらは、その時だけ短い記憶があれば、いくつかの問題は見た瞬間に回答できます。

この65歳の方が、この試験対策に掛けた期間は、一次試験が3カ月、二次試験が2ヶ月半です。その間にも、月曜日から金曜日の仕事の他に、土日に、別の講習会の準備と講師もしていました。
誤解の無いよう、もう一度、すこし詳しく述べておきますと、この方は、月曜日~金曜日まで、朝8時から夕方5時までフルタイムで、社内または現場での業務を行っています。

週休二日制の会社の勤務ですが、祝祭日はお休みではありませんから、年間休日数は110日です。従って、よくある高齢者の合格体験のように、退職し時間が自由に使えるので、資格取得を趣味のように、毎日何時間も取り組んだから合格できた。という生活をされたわけではありません。一言でいえば、普通の会社員の方と同じだということです。

また、年齢は重ねられていますが建設業の経験は、実はごく少なく、20歳代の頃に、受験資格ぎりぎりの経験があるだけという状況で、全く知らない内容や言葉が多い中で、受験申し込み後、勉強をスタートされています。そもそも受付直前までこの試験・資格の事を彼は知りませんでした。

この年令の方でなくても、フルタイムで働いている方は、当然、受験生のような勉強の仕方は出来ませんし、また、したくもないと思う方がほとんどでしょう。

独身の方でも既婚者でも、一定程度の炊事、掃除などの家事をする時間も必要で、家族に支えられ家事は全くせず、自分は受験勉強だけをすればよいという方は少ないと思えます。当然、自分の自由な時間も必要でしょう。
さらに、年齢を重ねると、小さい文字は読みにくくなり、記憶力も低下していると感じている方もいらっしゃるかもしれません。

試験は公平で、ある面、残酷です。いくら頑張ったと本人が思っていても結果が悪ければ、また来年となります。仕事も、家族との時間も大切にしながら、負担が少なく、短時間の取組みを重ねて、しかも良い結果が出るのが理想的です。

その一方で、負担の少ない学習法で取得したとしても、この試験は建設業を行う企業にとっては、非常に重要なものです。逆に言えば、この業界で働く人にとっては、生活を支えるため、将来ある若い方にとっても重要なものになり得るものです。従って、簡単なノウハウだけを知れば、勉強もしないで合格できるというような事は申しません。

けれど精神的にも時間的にも、無理をしないで、負担を軽くしながら効果を高めることは可能です。

多くの場合、普通の勉強方法の問題はどこにあるのでしょうか。それは、勉強と作業を混同してしまい、実際に行っているのは作業であり、全然、勉強になっていないということが多いという点だと考えます。作業に集中して時間をかけても、実際には勉強になっていないところが問題なのです。

例えば、高価なDVDを購入し、それを丁寧に見て、テキストとともに少しずつ学習する、費用も時間もかかる方法ですが、試験に間に合うでしょうか。

最初は「よしやるぞ」と思っていても、何ヶ月も毎日集中して、2~3時間勉強し続けるということは、仕事をしている方にとっては大変です。平日に時間が取れなければ、休日を毎回、長時間の勉強だけにあてるというのも、苦しいものです。
教材が悪いという意味ではありません、あなたが、この学習に使える時間が、仕事をしながら、長い期間、継続して十分とれるか、気持ちが続くのかどうか、という問題です。

短時間で効果を高める方法の一つは、やることと、やらないことを割り切ることです。そして、この割り切りの判断基準は、試験の点に直結するかどうかです。本書で学習とか勉強とか言っているのは、この試験で得点につながりやすいものを示しています。

仕事をしながら、時間的にも精神的にも強い負担やストレスを感じながら何ヶ月も熱意を持って取り組む、頑張る。でも、その頑張りは、誰かに認めて欲しくてやっているのでしょうか。これだけ頑張ったからという、合格できなかった時に、自分に対する言い訳をするためでしょうか。自己評価を高めるためでしょうか。

さてここで、この試験は、どの程度の人が合格できるかを見てみましょう。
直近5年間の、一次試験合格率は、平均47.6%(最低38.1%)
二次試験合格率は、平均67%(最低58.8%)
単純に考えると、一次二次合わせて、31.9%
5年間のトータル合格率は、最高41.3%、最低26.9%、平均31.4%です。
つまり一発合格を目指す人の、約7割の人が落ちることになります。

この本についてのご紹介の最後に、非常に重要なことを記載しておきます。
目的は、学習をすることではなく、試験に合格できる力を早期に身に付けるということです。毎日2時間、3時間の勉強を一年近く続けることが目的ではないという点を改めて認識しましょう。

さて、表題の3つの秘策とは何でしょうか。その1つ目は、勉強(学習)と作業を分けて考えること。2つ目は、合宿と称している集中学習日を設けること。そして最後の3つ目は、自分独自の音声教材を作成・利用することです。

一次、二次試験とも試験対策を行う期間は、3ヶ月を標準としています。
具体的には、平日(月~金)は、1日当たり細切れの時間で合計1時間、土・日は、1日2~3時間を、勉強と作業にあてます。

さらに細かく言えば、試験日の3カ月前からスタートし、3カ月前から1カ月前までは、土日以外は、作業を中心に試験対策を行い、試験日の1カ月前からは、勉強を集中的に行うという流れになります。そして直前の1週間前と、当日の移動時間、試験会場での対策を行います。

蛇足になりますが、建設業関係の必須の資格として、管工事等もありますが、問題の構成は、本書の1級電気工事施工管理技士試験と同じようです。従って、そうした試験を目指す方にも本書の視点やノウハウはお役に立つでしょう。

本書は、令和5年度(2023年)の試験終了を受けて、2024年対策用として加筆修正したものです。

 

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