~煩悩は若さの源~
煩悩は人生の小道に生えた雑草
育ち過ぎると 歩の邪魔になり 毒虫も潜む
けれど 雑草のない砂漠は味気ない
大人のインク書道
はじめに
本書にご興味をもって頂き、ありがとうございます。
筆で文字を書くという行為を大変好きなのですが、もっと手軽に、実用的な方法があっても良いのではないかと感じていました。
インクを使って筆で文字を書けば、字体だけでなく、色でも自分の思いや感じたことが表せ楽しさが広がると感じます。お気に入りの便せんやハガキなどに、文字を書けば、従来の書道とは違う、きっと新しい発見があります。
本書が、あなたの新たな楽しみになりますことを、心より願ております。
本書では、練習効果を高めて頂くため、講師が実際に書いた時の動画を見て頂けるように、リンク・QRコードを、それぞれの文字の下に掲載しています。
スロー再生や、講師の手元から見た画面など、さまざまな動画を掲載しました。
運筆の緩急や、筆先の動きなどを見て頂ければ、ご参考になると思っております。是非、合わせてお楽しみください。
インク書道って何?
日本人は、書道というものを子供のころから学んできました。
かつて書道の授業では、固形の墨を硯上ですって墨液を自分で作り、それを大筆、小筆を使って半紙に書いていました。「固形の墨を硯上でする」過程も心を落ち着かせるための重要な時間とされていました。
しかし、最近では、時間の効率化のためボトルに入った墨液を利用して筆による文字の練習をします。硯は単に、墨液を入れ筆についた墨の量を調整するだけのものでしかありません。
こうした従来からの、伝統的な書道の練習は、大人を対象としても、各地のコミュニティでもよく行われているものです。
では、なぜ、黒または朱なのでしょうか。
私自身、筆で文字を書くという行為を大変好きなのですが、その一方で、もっと手軽に、実用的な方法があっても良いのではないかと感じました。
そこで、インクを使って筆で文字を書けば、字体だけでなく、色でも自分の思いや感じたことが表せるのでないかと感じ、これを「インク書道」と名づけました。
お気に入りの便せんやハガキ、白紙に、文字を書くのは、従来の書道とは違う楽しさがあり、プリンター出力とは違う、個性のあるものになります。
書く人の個性の表現の一つとして、さまざまなインクを使用すれば、さらに表現が広がるでしょう。
アートの世界では、筆に、絵具としてのインクを使うものがありますが、書道としてインクを使うのは、新しい表現として、墨の濃淡ではない、あらたな楽しみが広がります。
例えば、各地に旅をする際に、小さなインク瓶と小さな筆は手軽に持ち運びができ、そこで見た景色、感じた思いを、ふさわしい色の文字で表せば、新たな旅の楽しみが増えることでしょう。
手軽にゆっくりと、生活に彩りと楽しみを加えましょう。
「大人のインク書道」をあなたも一緒に楽しみませんか。
色々な紙に、色々なインクで記載したものを、掲載しました。
お気軽にお楽しみください。
ひとつお願いがあります。掲載した自由詩などへの、厳しい評価はお許しください。
楽しむのが目的です。下手な例としてお受け取り下さい。
香風
大人のインク書道
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