五木寛之の『親鸞』上巻を読みました。
ずーっと忙しかったので、読書はかれこれ1年ぶりくらいでした。
本当は今も読書どころではないんですが、期間限定で全文無料公開！という画期的な新聞広告につられ、ちょっと片手間にと読み始めたら、面白くて止まらなくなってしまいました。
http://shin-ran.jp/
6月11日までの限定公開です。本当にお勧めの作品です
時は後白河天皇の時世、比叡山の僧たちが権勢を誇っていたころ。題名から推測するに、後に親鸞となる少年の影のある人物像に魅せられます。また彼をとりまくひと癖もふた癖もある世の中からちょっと外れた者たちも魅力的。その活躍を描く緩急のある筆致に目が釘付けになりました。
iPadが近く発売されるため、最近なにかと話題の電子書籍。パソコンで読んだ今回は、Voyagarの「T-Time Crochet」というソフトがブラウザに組み込まれ、明朝体で縦書きの紙っぽい表示になります。
しおりを作ってくれるので、次にアクセスしたときには、前回読んだところから表示してくれました。
本の感触もすごく好きだけど、PCで読むのも、お手軽でとっても便利でした(^^)
下巻もこのままWEBで読みたかったなー。