ビリーエリオット2020/9/21マチネ。 | むすこといっしょ、むすめもいっしょ。

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忙しいけど楽しい毎日の備忘録。

この日が一番最初に取ったチケットです。
正確には、8/10のチケットを3枚取ってあったのですが、キャンセルになってしまったので。
 
チケットを取り直す際、息子に行くか聞いてみたところ、
「あ、僕はいいや。もうたくさん見たから。」と断られてしまったのです~。
8月分のチケットを取ってから半年ですよ半年。
ビリー年代の男子は半年経ったら別人です。
もう母ちゃんの趣味には付き合ってくれない…。
いいのだ、それでいいのだ。
 
というわけで、新たなる相棒ムスメと一緒に行ってきました。
 
この日はキャリア豊富な川口調君がビリー、マイケルは佐野航太郎君です。
 
前回の赤坂炭鉱では初演引きずりメンタルで散々だったわけですが、
今回は調ビリーが私の妄執を成仏させてくれました。
 
調ビリーの構築具合、半端ねえ!
ビリーとしての感情に筋が通っていて、説得力がある。
 
一番印象に残ったところから言うと、
苦労して送り出してもらったオーディションで思うように実力を発揮できず、
上流ボーイを殴った後の面接場面。
 
もうね、怒りと苛立ちで目がギラギラしてるの。
面接官を食い殺しそうな勢いでしたよ。
あんな顔で面接受けてるビリー、初めて見たわ。
途中俯いて、ウィルキンソン先生の名前が出たところでハッと顔をあげるんだけど、
その時の表情がすごくよかった!
ビリーとウィルキンソン先生の関係性を感じさせてくれました。
 
んでもって歌もいい。
声が綺麗でのびやかだし、気持ちが伝わってきます。
Letterもよかった。
Momを見つめる目がね…んでもってMomに触れた時の喜びね!!
調ビリーが涙目だから(私には涙目に見えました)こっちはもう号泣ですよ。
 
もちろんダンスもよかった。特にAngry。
来いやーむかっむかっっつってからものっすごく怒ってました。(語彙力)
Angryでは、バリケードのところから頭抱えながらタカタタカタタカタタカタって
後ずさってくるところが一番好きなのですが、
そこのリズムがとても良かった!
最後倒れこんでからも全身全霊で怒ってました。
 
以下箇条書き
 
・スカブが募金しに来た後、トニーの慟哭を見つめる表情。
「じゃあ父ちゃん、これ使ってもいい?」(あやふや)と聞くまでに見せる逡巡。
 
・Boogieがめっちゃ楽しそう。2020ビリーズはこれが標準装備なの?!
・ウィルキンソン先生への最後の挨拶で、なかなか素直に気持ちを出せない調ビリー。
「寂しいよ!!」から気持ちが溢れ出す。
 
 
調ビリーは共演者の役者魂に火をつけるのかな。
安蘭先生もめっちゃ気合入っていました。
 
・shine前後のバレエ教室における女帝感がすごい。←賞賛してます
安蘭先生が出す手にジャストなタイミングでビールやら羽やら50ペンス缶やらが渡される。
手の高さまで生徒に調節させる、
この演出が安蘭先生演じるウィルキンソン先生にぴったりすぎて大好きです!
 
・歌もめちゃくちゃかっこいい。
 
・自他の境界がピシリとしているんだけど、ビリーへの愛情がしっかり感じられる。
・突き放し気味の安蘭先生がクリスマスパーティー後にDadに精一杯歩み寄る、でも拒絶される悲しみ。
・最後に挨拶に来たビリーを送り出す安蘭先生。
調ビリーと相まってすごく良かった!!(語彙力)
 
 
以下全体に箇条書き
 
・starsでの中河内トニーの歌いだし!!彗星のように現れる。大好き。
 
・ビリー不合格ボケ後、Dadに頼むよって(目で)言われて、
え?俺?ってなりつつも、うん任せとけって(目で)言うトニー。2020年も頼れる。
 
・ビリー合格判明後の喜びから、スト失敗の知らせを受けた時の絶望の表情への移り変わり。
ビリーに「大丈夫だよ」と言われて脊髄反射でブチ切れかけるも、
目の前にいるのがビリーだと気づいてぐっと堪えるの。
んでもって、諭すように語りかける中河内トニー、悲しすぎる。
 
・荷造り後、ビリーを見つめる益岡Dadの表情。
飛びついてきたビリーを抱きしめ、顔をくしゃっとさせるのを見て私の涙腺は決壊しました。
 
・航太郎マイケル、エンターテイナー。
Expressingとっても良かった。ムスメ、ウケまくり。
元気な航太郎マイケルが、最後、ビリーをじっと見送る姿に涙。
 
 
もっといろいろあったと思うけど、さしあたってはこれが精いっぱいです。
やっぱり感想はその日のうちに書かないとダメですね。
 
 
大満足のこの公演にて連休の赤坂炭鉱はおしまいのはずが…続きます。