『CAGE WARRIORS(ケージ・ウォリアーズ)』👑歴代王座遍歴

 

ついに完成!

長年の目標であったCAGE WARRIORS王座遍歴がリニューアルしました~✨

 

2013年に初めて作成したCAGE WARRIORS王座遍歴がこちらです↓

 

そこから、現在の王座遍歴へとリニューアルを目指してコツコツと書いていましたが…

なかなか必要な情報が集まりきらず、一時は作成を中断せざるを得ない状況になった事もありました。

中断していた時期は、CAGE WARRIORSの歴史を振り返る別の記事を書いたりしていました💦↓

 

 

ここまで頑張る理由としては、Wikipedia等で公開されているCAGE WARRIORS王座遍歴が誤った情報であるから、というのがあります。

Wikipediaは知らない情報が集まる魅力的な知識媒体ではありますが、情報の信頼性には乏しく、誤った情報が放置されてしまう危険地帯になってしまうことは、既に周知されている通りです。

かく言う私も、昔はWikipedia執筆者の一人でしたので(笑)その実情は把握しています。とても面白いサイトではあるんですけれどもね~

 

WikipediaのCAGE WARRIORS王座遍歴で、誤った情報はおおまかに以下の3点です。

①「CAGE WARRIORS 1」のヘビー級王座決定トーナメントとウェルター級王座戦の情報が抜けている。

ここが一番の誤りですね~。SHERDOGの情報も同様に誤りです。

「CAGE WARRIORS 1」の試合記録を見ると、ヘビー級トーナメントが行われていた形跡が分かると思います。

では、なぜ誤りが起きたのかと言えば、トーナメントの決勝戦が不戦勝となった為、当時の試合記録に残されなかったからです。

Wikipediaの執筆者は、おそらくその欠けた試合記録をもとに、自分の憶測で書いてしまったのだと思いますね~。こうして事実の欠落が生まれていると感じます。

また、ウェルター級王座戦の記録も欠けているため、初代チャンピオンのポール・ジェンキンスが「幻の王者」となってしまっています。

デゴルスキーは第2代王者なので、ここも誤りですね~💦

 

②ダン・ハーディーのウェルター級王座と-73kg王座の記録が混ざってしまっている

ダン・ハーディーは二つの階級で王座を獲得していますが、-73kg王座はハーディーとイシドロの為に設けられた特別なスーパーファイト王座でした。

その頃のCAGE WARRIORSの記事は少ないため、これまた憶測で書かれてしまって誤りが生まれています。

英語版のWikipediaでは、ウェルター級王座と-73kg王座の記録が一緒になってしまっており、そもそも-73kg王座の存在が無かったことになってしまっています。これは完全な誤りと言って良いでしょう。

日本語版のWikipediaでは、-73kg王座が「ライトウェルター級王座」として分かれていますが、ニー戦とガルシア戦が防衛記録になってしまっているので、やはり誤りですね~(この2試合はノンタイトル戦でした。)

ダン・ハーディーは自伝を出していて、情報を確認する上で非常に助かりましたb

 

③女子バンタム級王座と「女子王座」が混ざってしまっている

ロジー・セクストンがバンタム級初代王座とWikipediaで紹介されていますが、正しくは-60kg級の「女子王座」で、CAGE WARRIORSのアナウンスとしてはバンタム級王座と分けられていました。

それは、「最初のCAGE WARRIORSバンタム級王座戦」として当時の中継で紹介されていたことからも伺えます。

実際、セクストンの王座はかなり初期の段階で停止されていましたし、体重は近いんですけれどもキアンザッドの王座とは繋がりがない、ということなんですね~💦

これも、契約体重が近いので憶測でくっついてしまったのかな、と思います。

 

と、このようにCAGE WARRIORSの王座遍歴はけっこう誤りが多く、2013年に王座遍歴を作成した段階でも、情報の錯綜を感じていました。

上記②③の情報元はすぐに確認が取れたのですけれども、①の情報元がなかなか確認できず…それが二の足を踏む結果となっていました💦

①を書いた2013年当時のニュースサイトが閉鎖されてしまっており、当時の関係者の方々にダメ元で質問を送ったりしていました。

 

そして、ついに当時の関係者の方の協力を得ることに成功しました!

その方が、「CAGE WARRIORS 1」で実際にヘビー級トーナメントに出場した選手の一人である、ジャロッド・スピードさんです!

 

 

ジャロッド・スピードさんのInstagram

 

スピードさんは準決勝でチャンピオンのトーマスに敗れてしまった試合記録がSHERDOGに残されていますけれども、準々決勝で誰と闘ったのか?不戦勝であったのか?が決勝戦と同様にSHERDOGの記録で欠けていました。

スピードさん本人から、この大会の試合記録を教えていただけました!!!!(うおーーー!!!!!)

スピードさんは「CAGE WARRIORS 2」で王座に挑戦したフィル・ホームズと準々決勝で対戦予定でしたが、ホームズの欠場により不戦勝で準決勝に進出した、とのことでした!!!

スピードさんの貴重な証言によって、遂に約10越しのCAGE WARRIORS王座遍歴の旅が執着しました…(感涙)✨

最後のピースが埋まり、このたびCAGE WARRIORS王座遍歴がリニューアルした次第です!!

 

情報で大切なことは、出来るだけ憶測を削り事実を調べて書いていくことです。

MMAのデータベースは、まだまだ不完全な記録や誤りの記録が散見されています。

誤りがあってもそのまま信じてしまうファストな現代文化との相性は非常に悪いため、より一人一人が丁寧に時間をかけて検証していく姿勢が求められていくと感じます。

 

もっとも、誤り自体は仕方のない面もあります。

MMAは元々の情報収集が非常に難しいですし、つい憶測に頼りたくなる気持ちは私もよく分かります。時にはそれがプラスに働くこともありますから。

私は私で、私にとってのCAGE WARRIORS王座遍歴を作りました。

ぜひ読んで頂きたいと感じています!ノシ✨