日本の『ラジャダムナン・スタジアム認定王座』 👑歴代王座遍歴

 

 

2014年 👑ラジャダムナン・スタジアム認定バンタム級チャンピオンシップ

👑クンスクレック・ブームデックシアン vs. 松田龍聖

 

先月、日本の歴代ラジャダムナン・スタジアム認定王者は10人を達成しました!✨

「10名の日本ラジャダムナン王者達をもっと知ろう!」という動機から、気づけば王座遍歴が完成していました💦

文字制限を超えてしまいそうなので、ムエタイ王座ながら上記のMMAブログに公開しております~ノシ

 

日本の歴代ラジャダムナン・スタジアム認定王者は、こちらの10名です✨👑✨

 

1 藤原敏男

初めて日本のラジャダムナン・スタジアム認定王者となった人です。

MMA観るマンの私から言わせて頂きますと、マジで異次元の人です…!(後述)


2 小笠原仁

本国タイにて、初めてラジャダムナン・スタジアム認定王者となった人です。

フレームがデカくて攻めが速い!怒涛の右ローキックで短期決着しました!
 

3 武田幸三

空を切り合う強打戦でラジャダムナン・スタジアム認定王座を勝ち獲った人です。

「超合金」の異名を持つフィニッシュの右クロスは圧巻!!


4 石井宏樹

日本で初めて判定勝ちでラジャダムナン・スタジアム認定王者になり、防衛も達成。

3度の挑戦失敗を糧に、4R優勢でも最後まで攻めた姿がカッコよかったですね~!


5 今村卓也(T-98)

日本で初めてラジャダムナン・スタジアム王座を本国タイで防衛した人です。

「ムエタイゴリラ」のパンチ圧力から、右ローキックで有無を言わせない勝利でした!
 

6 梅野源治

長いフレームを活かして距離を支配し、ラジャダムナン・スタジアム認定王座に戴冠。

遠距離の右ミドルキック×近距離の右肘打ちで熱戦に競り勝ちました!
 

7 吉成名高(名高・エイワスポーツジム)

激戦区の軽量級でラジャダムナン・スタジアム認定3階級王者となった新世代エース。

左三日月蹴りを筆頭に、サウスポーの鮮やかな打撃で記録を塗り替えています!
 

8 奥脇竜哉(竜哉・エイワスポーツジム)

吉成に次ぐ、2人目のラジャダムナン・スタジアム認定最軽量級王者となった人です。

クリンチから右膝蹴りで攻め、鮮やかな崩しでスイープして王座を獲得しました!


9 石毛慎也(慎也・北星ジム)

40歳、4度目の挑戦でラジャダムナン・スタジアム認定王座を掴んだ最年長王者

初挑戦から6年越し、本国タイで最終Rに左ボディでKOしての王座獲得でした!
 

10松田龍聖

絶対王者に勝利した、最も新しい日本のラジャダムナン・スタジアム認定王者。

左レバーショットで動きを止め、左アッパー&右クロスでの衝撃的なKO決着でした!

 

 

COVID-19パンデミックより大きな変革期が訪れているムエタイの世界。

ラジャダムナン・スタジアムでは「RWS」、ルンピニー・スタジアムでも「ONE Friday Fight」と、二大スタジアムでも新たな試みが行われています。

そんな中、RWSでラジャダムナン・スタジアム認定王座戦が組まれているのは印象的ですね~。

RWSとONE FFは従来のムエタイとはルールが異なると思うのですけれども、ラジャダムナン・スタジアム認定王座戦だけRWSでも従来のルールを踏襲しているのかな…?

もう少し詳しく調べてみたいところではありますね~💦

いずれにせよ、若干フワッとしていたラジャダムナン・スタジアム認定王座の歴史について、改めて見直すことが出来て良かったです!✨

 

そして…

MMA観るマンとしては、藤原敏男について語らざるを得ません!!!

MMAを観るすべての者よ、藤原さんを観よ…!(過激派)

1978年 👑ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級チャンピオンシップ

👑モンサワン・ルークチェンマイ vs. 藤原敏男

 

TJ・ディラショーのMMAスイッチ・フットワークを昭和の時代に先駆けて使いこなしていたという、文字通りに異次元のストライカーであった藤原さん。

上記のモンサワン戦では、その支配力の高い妙技の一端を観ることができます!

 

例えば9分37秒からは、藤原さんが右ダートパンチからサウスポーに切り替え、右手のフレーミングでモンサワンの首を捕獲しながら左オーバーハンド&右アッパーカットの連打を放ち、即座にダイヤモンドステップでオーソドックスにスイッチ離脱しています。

10分38秒からは、右フックのフェイントから左ボディショットと共にシフティングでサウスポーに切り替えて、45°のポジションの死角からシフティングパンチの連打で追撃しています。

6分53秒からは、左膝のタイホップからダイヤモンドステップでサウスポーに切り替え、左ローのフェイントから再びオーソドックスに戻り、レベルチェンジ&左ジャブのフェイントから右カーフキックでダウンを奪う!…という、非常に高密度のコンビネーションを魅せていますね~。

 

このように、藤原さんのダイヤモンドステップ(45°ポジションへの移動)スイッチ&シフティング(攻撃による重心移動)を駆使して縦横無尽に攻めるストライキング…「X攻撃」は、現代のMMAストライカーにとっても指標と成り得る存在でしょう!

 

さらに、9分04秒9分14秒からは、右アッパーカットをフェイントにしたレベルチェンジ(頭部の昇降)を行い、モンサワンの左ジャブ&左エルボーを掻い潜ってボディロックからTD(テイクダウン)を奪っています。MMA観るマンにとっては観逃せない動きです。

決着となる11分00秒からも、モンサワンの左膝蹴りにカウンターのレベルチェンジTDを奪っており、「打→投」への鮮やかな連携の完成度は素晴らしいですね~!✨

 

MMAとは「格闘のルネサンス」です。

時代を大きく飛び越えて、MMAへの理合へと到達していたレジェンドの方々が存在していますし、そのような方々を現代のMMAの視点から観させて貰えることは、とても嬉しいことですね~😊🙏💖

これからも、古今東西よりMMAの素晴らしさを観つけて行きたいな~と思っております!✨