ブラジルMMAは最高!
ということで、ブラジリアン・ムエタイについての記事です~ノシ
「ブラジリアン・ムエタイ」のルーツを辿る。世界のMMAを震撼させる「カナリア色の強打」は、如何にして生まれたのか。
エジソン・バルボーザの様に螺旋の蹴りを多用するムエタイ使いは、「ブラジリアン・ムエタイ」を象徴するマーシャルアーティストであるといえます。
一方で、アレックス・ペレイラの様に鋭いローキックで追い詰めパンチの連撃で仕留める狩猟の如きスタイルも、また「ブラジリアン・ムエタイ」の真骨頂ですね~。
それらのルーツを辿る、ちょっとしたエピソードとなっております✨
ブラジルのリオデジャネイロは、19世紀にはポルトガル帝国の首都でした。
1820年代にブラジルが独立建国を果たした後も、ヨーロッパや中東、アジアより多様な民族の人達が移住してきた多民族国家です。
同時に、多様なルーツを持つ格闘術がブラジルにもたらされ、それらの発祥の地より遠く離れたカナリアの大地にて、独自の進化と発展を遂げてきた歴史を持ちます。
大まかにブラジルへの近代格闘伝来の歴史をざっくりと表にすると、こんな感じです。
1820年代以前
・古式カポエイラ
1850年代
・ボクシング
・レスリング(グレコローマン)
1910年代
・柔道(講道館)
・空手(首里手)
1920年代
・柔術(グレイシー柔術)
・レスリング(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン/ルタ・リヴリ)
1930年代
・近代カポエイラ
1950年代
・空手(松濤會流、剛柔流、少林流)
1970年代
・テコンドー
・ムエタイ
もちろん、今回「図書館」の記事でも述べたように、ブラジルに伝来した武術は複雑かつ自由に混ざり合い、それらはハッキリと区画分けすることは出来ません。
そして、この「既存の概念に捕らわれない混ざり合い」こそが、今日のブラジルMMAの強さの神髄を成す部分であるとも感じていますね~。
ただ自由に混ざり合わせただけでは強くはならなかったでしょうけれども、1930年代や1950年代、1970年代に加熱したブラジル国内における「スタイルvs.スタイル」の主導権争いは、今日のブラジルMMAの強さを生み出す動力源となったとも感じます。
その激動の時代で練磨されたグレイシー柔術は、20世紀末に世界中に衝撃を与えた「UFC」開催へ繋がっていったのでした!
最近はちょっと歴史の話が多くなっちゃっていますけれども(めっちゃ楽しい)、現代のMMAの試合についても書いていきたいですね~✨
色々と楽しみではありますけれども…
やはり「オマリーvs.ドヴァリシヴィリ」は早く観たい!と思っていますね~🤗
カードが確定したら、記事を書きたいと思っています😊b