アデサンヤvs.ストリックランドの感想を書きました~ノシ
いや~良い試合でした✨
MMAというスポーツには、未だ「完璧」なスタイルというのは存在しません。
ともすれば、永遠に存在しないかもしれない。
それは、取捨選択の枝があまりにも多岐に伸びているからであり、一つのMMAスタイルの完成に終わりはないから、ともいえます。
ヒクソン・グレイシーでも、ハビブ・ヌルマゴメドフでも…MMAにおいて「無敗」とは天敵のスタイルに当たらなかった、ということだけなのかもしれません。
故に、MMAで最も面白く魅力的なのは、完璧なスタイルを追い求めることではありません。
MMAという大きな可能性のなかで、一子相伝の一人一人のスタイルの魅力に気付き、その進化を観届ける。
そこにこそ、MMA唯一無二の魅力があるのだと、そう感じていますね~。
ストリックランドのスタイルは、ペレイラ戦のように誰しも通用するものでは無い可能性は高いです。
しかし、ストリックランド自身がスタイルを進化させることを止めなければ…果たしてその限界を超える瞬間もあり得るのかもしれない。
アデサンヤに対する徹底した対策を完徹させた素晴らしいコンセントレーションとテクニック、そしてタフさには、そんなMMAの魅力の片鱗を感じさせて貰いましたね~。
アデサンヤのスタイルも、もしかすると新たな進化を迫られる時が来たのかもしれません。
しかし、5ラウンドまで闘い切った才能とタフさ、そしてコーナーマンの皆さんとのチームワークに支えられ、その才能を押し進めてくれる可能性も感じています。
⚒️「鉄は鉄を研ぐ(Iron Sharpens Iron)」⚒️
という箴言があります。
鉄が鉄を研ぐように、熱い研鑽は互いを高め合う、という意味のこの言葉。
まさにUFC…ひいてはMMAの「鉄火場」を見事に表現していると感じます。
互いに熱く研がれることで、更に強靭で、かつしなやかに強い「地金」となっていく…
そんなMMAの百花繚乱さを、これからも観守っていきたいですね~✨😊✨
“I’m still waiting to wake up”@SStricklandMMA is living the dream after #UFC293 🏆 pic.twitter.com/VOLxMSxw1n
— UFC (@ufc) September 10, 2023
ストリックランドおめでとう!🎉
