2006~8年に2年半を鮮烈に駆け抜けた、IFLの王座遍歴です!
昨年PFLを紹介しつつ常に頭の片隅にあった、「偉大なMMAリーグの先達」であるIFL!!
「ついに紹介できた~!🥰」という気持ちでいっぱいです(感慨)
【アメリカ合衆国】『IFL(インターナショナル・ファイト・リーグ)』歴代王座遍歴【団体リーグMMA】
IFLは「都市チームによる5対5の対抗戦」という斬新なスタイルに加え、アメリカMMAでは珍しく試合場にリングを採用していたという独自路線を突き進んだMMAプロモーションでした
MMAにおいて「団体戦」に本格的に挑戦したプロモーションであり、現在PFLが行っている「MMAのシーズン・スポーツ化」に初めて挑戦したのもIFLでした
そんなIFLですが、UFCが「TUF」により飛躍した2000年中期に真っ向から企業戦争を挑み敗れてしまったという経緯もあり、現在の扱いは非常に厳しいものがありますね~(´;ω;`)
IFLは「UFCファイトパス」にも名を連ねられていないですし、インターネット上にはIFLのリーグ戦をしっかり記録した情報がほぼ無い(!)という状況でした…😭
そんな中、改めてアーカイブ動画や資料によりIFLをしっかり観直し、紹介できたことは非常に光栄に思います👍🏻
現在UFCを所有するタレント企業「エンデヴァー(Endeavor)」は、アリ・エマニュエルを筆頭に複数のタレント企業が合併して誕生しました
まず2009年に「エンデヴァー・タレント・アカデミー(ETA)」が「ウィリアム・モリス(WM)」と合併、「ウィリアム・モリス・エンデヴァー(WME)」が誕生しました
さらに2013年にWMEが「インターナショナル・マネジメントグループ(IMG)」と合併し、「WME-IMG」が誕生し、2016年にUFCの所有権を獲得しました
そして2017年に「エンデヴァー」と社名を変え、現在に続いています
そんなエンデヴァーが合併する以前の旧ウィリアム・モリスは、IFLを資金調達で支援していたことで知られています。
かつてIFLを支援したウィリアム・モリスが、時を経て合併を繰り返した先にエンデヴァーとしてUFCを所有している…この数奇なる変遷にはアメリカMMAの潮流を実感させてくれます
残念ながら、現在IFLを観られる環境は非常に限られているといえます泣
しかし、YouTubeには、現在も2007年のグランプリ以降のIFLの試合がアーカイブとして残っています!
最後に、IFLチャンピオンシップからお気に入りの3試合を紹介します~👑👑👑
👑IFLライト級チャンピオンシップ 4分×3ラウンド
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クリス・ホロデスキー vs.
ライアン・シュルツ
「ベスト・オブ・IFL」に多くの人が選ぶであろう、今日も語り継がれる伝説の一戦です
ホロデスキーはIFLチーム「アナコンダス」に所属して5戦全勝、「IFLの神童」と謳われたストライカーです。IFL王座決定トーナメントでも堂々の決勝進出し、シーズン2団体戦で一度勝利していたシュルツと対戦しました。
シュルツはIFLチーム「ウルフパック」に所属して3勝2敗、代役に代役を重ねての決勝進出で、この試合でも明確なアンダードッグでした。
そのような背景から、シュルツが衝撃的な1Rフィニッシュで「神童」ホロデスキーを粉砕して初代チャンピオンに輝いたという、今でも鮮明に記憶に残る一戦です👑
当時のアメリカMMAはまだパワーで押す試合もみられましたが、この試合のシュルツの動きには近年のMMAでも注目される「クロスボディー・ライド」や「ダゲスタン・ハンドカフ」の要素が観られますね~!特にフィニッシュ直前のグラップリングは圧巻です
時として時代を飛び越えた動きが、天賦の才を粉砕する…10年以上経った今だからこそ、ホロデスキーの才能の豊かさとシュルツの乾坤一擲の御業を感じる一戦です!
👑IFLウェルター級チャンピオンシップ 4分×3ラウンド
デウソン・エレーノ vs.
ジェイ・ヒエロン
エレーノは「ピットブルズ」所属で3勝2敗、ヒエロンも「アナコンダス」所属で3勝2敗、ともに準決勝を勝ち進んでの決勝戦でした
後にBellatorトーナメント優勝を果たしアスクレンを最も苦しめたヒエロン、その打撃のコンビネーションは当時から素晴らしいですね~✨
ヒエロンの緻密なフットワークとロー&膝蹴りの撃ち分けは、2006年当時にMMAストライカーとして高い完成度を誇っていたのを感じます。
エレーノはなんとかTDを散らして勝機を見出したかったですが、的確に右ローや離れ際の右アッパーを撃ち込んでヒエロンがダウンを獲り、そのまま負傷KO勝ちで王座を獲得しました!
👑IFLミドル級チャンピオンシップ 4分×5ラウンド
👑
ライアン・マクギヴァーン vs.
ダン・ミラー
第2代王者のマクギヴァーンはパット・ミレティッチ門下、挑戦者のミラーはヘンゾ・グレイシー門下という、2008年の「キャンプ対抗シーズン」におけるIFL最終大会で行われた王座戦です
ダン・ミラーは現在でもUFCで活躍するジム・ミラーのお兄さんで、「ミラー・ブラザーズ」として飛躍し始めた頃の一戦ですね~
ミラーはマクギヴァーンの下からのアップキックを回避して反転ガードで潜り込み、右脚を4の字フックでとらえてニーバー(膝十字)一閃!新王者になりました👑
IFLの活動停止により実質的に「IFL最後の新王者」となったミラー、短いながらも鮮烈に駆け抜けたIFLの歴史の終着を象徴する一戦でもありました…!
素晴らしき試合をいくつも観せてくれた、偉大なる先達MMAリーグ「IFL」
時代の荒波なかでその歴史と存在が忘れられることなく、記憶と記録に残っていって欲しい…
その一心を込めて書いた王座遍歴でした!
IFLは面白い!(全試合観たいよ~~~)
