3. たった一言が僕を変えた


好きな気持ちを抱えたまま、何も言えずにいた僕。

でも、このままじゃ変われない。


僕はチューリップを手に取った。

「先生にあげよう」


震える手で渡した瞬間、先生が優しく微笑んだ。

「ありがとう」


それだけなのに、心が跳ねた。


翌朝、僕は今まで言えなかった言葉を、ようやく口にする。

「先生、おはようございます!」


たった一言だったけれど、僕の世界が変わった瞬間だった。