目覚めの朝、運命の出会い
「このクズ、トウ〜、ボケ!起きろ、何してるんだ!」
頭の奥に響くような怒鳴り声で、俺は目を覚ました。
ぼんやりとした視界の中、ゆっくりと起き上がる。
「ここは……どこだ?」
あたりを見回すと、夜はすでに明けていた。
太陽がギラギラと輝き、柳の枝の間から差し込む光が、朝の訪れを告げている。
俺とアイツは、昨夜の疲れを引きずりながら、朝飯を口にした。
すると、眠気に抗えず、そのまま地面に横になる。
──その時だった。
風が吹き抜け、柳の枝が揺れる。
視界の隙間から、水面を漂う小舟が目に映った。
「あれ……?」
最初は遠くてよく分からなかったが、やがてハッキリと見えた。
舟には、たった一人の人影が乗っていた。
舟はゆっくりとこちらに近づいてくる。
太陽の光を浴びて、その姿がはっきりする。
── 女の子だ。
風に吹かれた髪がふわりと揺れる。
その瞬間、彼女がこちらをじっと見つめた。
この出会いが、何かの運命であるかのように──。