本当に中学は普通クラスで大丈夫なの?気をもむ母

私立中学の野球部の部活体験をして、中学校では軟式野球部に入りたいと願う息子。
そのためには受験に合格して、支援クラスではなく、普通クラスでやっていくことを決めた息子。
何より本人の意思を尊重して、私たち親は中学受験することを決めました。
 
ただ、私はまだ心の中では不安がありました。
境界知能、軽度知的障害、ADHD不注意型、療育手帳のある息子が、普通クラスの授業についていけるのか?(学力レベルが高くない学校とはいえ)
 
今まで、学力のレベルに合わせてほぼマンツーマンで支援クラスで手厚く教えてもらっていたのです。勉強がわからなくなって、学校に行けなくなってしまわないか?
 
あと、授業についていくために、家庭学習が大切になるわけですが、家でも勉強ばっかりさせていたら、疲れてしまうのではないか。部活も忙しくなって時間がなくなるし。
 
そうまでして普通校、普通クラスに行かなくても、自分のレベルに合わせた支援のある環境で勉強したほうが本当の学力はつくんじゃないか。
 
息子の意思を尊重して受験をさせるけど、心のどこかで「受験に落ちてくれたほうが、公立中の支援クラスに行くことになるからそっちが平和で安心だなあ」と感じるときもありました。
 
もちろん、もし私立中学に通っていて途中で適応できなくなったら、工区の公立中学校に転校することはできます。ただ、そうなったとき息子は大きく自信を失ってしまうのではと思います。
 

障がいは理解するけど、できるだけがんばらせたい父

私と違って夫は、中学ではできれば普通クラスに行ってほしいと考えているようでした。
 
息子は、はたから見ればいたって普通の小学6年生。
会話も普通にできるし、どちらかというと社交的。
そうじや食器洗い、簡単な料理など言えば手伝いもします。
少し融通が利かず、怒りっぽい面もあるけど、あとで謝ってきます。
同学年の中では子供っぽいほうかもしれませんが、
「どこにでもいる普通の子」み見えます。
だけど、学力レベルだけが。。。ゆっくりなのです。
 
夫は、勉強はできなくても将来は、障碍者枠ではなく健常者として、できる
仕事をしてほしいと考えているようです。
そのほうが本人にも実りのある人生が送れるだろうと。
だから、どうしても苦手な勉強をさせるにあたって、夫は厳しくしてしまうところがありました。
二人の対立、バトルがときおり繰り返され、
息子は、受験→やめる、やめない、やめる、やめないを何度繰り返したことか。。
結果的には、最後までがんばりました。
 

塾には行かず、家での受験勉強のやり方

小6の秋から、支援クラスに行きながら家で受験対策の勉強を始めました。
まず受験する中学校の過去問をかき集め、似たような問題を繰り返し
解かせようとしました。
が、なかなかそううまくはいきません。。
以前書いたように、小学校でのがんばりを認められた特待生枠なので、
受験科目は国語と算数です。2科目はありがたい。
 
国語は、過去問を見ると、必ず作文があったので、それはありがちな「将来の夢」などテーマを変えて書かせました。
あと漢字。ネットで無料でプリントできる問題を利用して、小学3年、4年生で習う漢字を確実に覚えるように繰り返しやりました。
反対語、対義語、同義語、ことわざ、慣用句など、もネットに出ているものや、
図書館から借りてコピーして覚えさせました。
文章題もネット出てている問題をプリントしてやらせました。
でも文章題は、息子が最も苦手とするものなので、受験ではとにかく、漢字、
ことわざ、慣用句、作文を一生懸命ミスなくがんばることを目標にしました。
文章題は、余った時間でできるだけやればいいと。
 
算数は、息子は6年生の支援級ではまだ5年生の復習をやっていまいた。

秋の時点で、6年生の内容はほぼ習っていない状態。これはアゲンストです。。

そこで私は、受験では5年生までに習う四則演算は点数を落とさないようにしようと

思いました。

そして6年生のメイン課題である、割合、パーセンテージだけは習得させようとしました。

何度も同じような文章題を数字を変えて、解かせました。

4年間ぐらいの過去問の計算問題を繰り返し解かせて、満点になるまでやりました。

算数の文章問題も苦手でほぼ無理だと思ったので、計算だけが頼りです。