梅雨の中休みはいつまで続くのでしょうか。しかも連日の熱帯夜&猛暑日で日を追うごとに気温が高くなっているかのようです。たとえゲリラ豪雨があって気温が下がってもそれは一時であって、1日を通じて下がるものではありません。やはりいまがもっとも暑い時期を迎えているのかもしれません。家ネコたちも涼しいところを探して日中は休んでいることが多いようです。当たり前ですけどね。
その家ネコたちのなかでいまもっとも気をかけているのが外ネコから家ネコに立場が変わったチビチャン。最初こそこのネコは完全夜型なのではないかと思ってしまうほど夜になると元気を増しておりましたが、だんだんと家のなかの環境に慣れてくるともに夜も寝るようになってきました。ただし、ここ最近は夜明け前からネコチャンを追いかけまわすなど朝がとても早いです。とはいえ、猫の活動期間は明け方と夕暮れ時といわれておりますから、3匹のなかではもっとも「猫らしいネコ」なのかもしれません。
猫らしいと言えば2匹にはなかった「膝の上に乗る」という行動がよく見られます。どの猫にも見られる行動ではないのかもしれませんが、先代猫はとくに冬場に膝の上に乗って暖をとっておりました。というよりも日本猫のほうがそのような行動をとることが多いのでしょうか。ただ、チビチャンが動物病院で避妊手術をしていただいた際に、先生から「この猫は子宮の位置が違うので外国猫の血が混じっている」と言われました。母ネコはいたってふつうのキジトラ猫でしたし、そもそも外国風の猫が近所をウロウロしている姿など見たことがありません。ハーフ、あるいはクォーターなのでしょうか。ちなみに先住猫はともにアメリカンカールとラガマフィンで、アメリカ原産の血統種です。
ところで、ネコチャンに次いでコネコチャンが我が家へやってきた際にはコネコチャンを隔離させました。しかし、完全隔離にはなかなかできず、事あるごとにコネコチャンを見かけてはネコチャンが唸っておりました。お互いが認め合うまで場合によっては1カ月単位という時間が必要であるとも言われておりましたが、コネコチャンがあまりにも隔離部屋から脱走したがるので2週間ほどで部屋を開放してみることにしました。さすがに最初こそまだまだ唸っておりましたし、追いかけまわしたりしておりましたが、だんだんと唸らなくなりました。その後はグルーミングしているところを何度か見かけたことがあったほどです。そしてネコチャンとコネコチャンがいっしょにいるようになってから1年半ほどが経ち、お互い家のなかにいることが当たり前になってきたところでの突然のチビチャンの登場でした。
ネコチャンにとりましてもコネコチャンにとりましても早いうちからチビチャンが家の外にいることは認識していたはずです。チビチャンも2匹の存在を知っていたことでしょう。しかし、2匹の先住猫にとりましては家のなかにいるという安心感のなかでチビチャンを見ておりましたし、そもそも相手は年下。コネコチャンと比べても10カ月ほど年下でしょうか。ネコチャンに限っては割りと網戸越しで猫パンチをしていたのを見かけたことがありました。
お互いが「顔見知り」だろうという判断のもと、隔離せずそのまま家に入れてみることにしました。最初のお互いの行動は先週このブログで記載した通りなのですが、ネコチャンは意外にもコネコチャンのときよりも早く唸るのを止めました。やはり1度経験しておりますし、異性のネコには優しいのかもしれません。一方、コネコチャンはネコチャンに唸ったことすらなかったのですが、チビチャンは年下の同姓。ネコチャンが唸るのを止めてからもしばらくチビチャンに対して唸っておりました。
現在はと言いますと、コネコチャンはまだまだチビチャンに対して距離を置くような行動をとっておりますが、唸ることはなくなりました。ネコチャンもチビチャンが近くに来てもそれほど嫌がる仕草をとっていません。むしろネコチャンの向かう方向へ後からついていくという行動がよく見られます。ネコチャンのほうが格上であることを認識し始めたのでしょうか。その割りにネコチャンはチビチャンによく追いかけまわされておりますし、チビチャンのお尻の匂いを嗅いだりしておりますので、いまのところチビチャンがいちばん強いようです。ただ、その天下もいつまで続くかな。