梅雨入りが発表された直後は往々にして晴れるものなのですが、昨日がそれに当たるような気がしました。そして昨晩から降り出した雨はきょうの早い時間に止むのかと思いきや、その後も断続的に降り続きました。1日で梅雨に逆戻りです。なお、東北地方でも梅雨入りが発表されましたので、これで本格的な梅雨シーズンに入ったことになります。そういえば1年前に親ネコのキジトラが2匹の子ネコを初めて玄関前に連れてきた日も雨だったかな。まさかその子ネコのうちの1匹を引き取ることになるとはそのときには思いもしていなかったはずです。
最初は2匹の子ネコの引き取り手が見つかるまでという条件でゴハンの世話を続けることにしました。そして昨年の夏に知り合いの方から1匹を引き取りたいという申し出があり、お子さんが選んだ白キジを引き取っていかれました。しかし、もう1匹の引き取り手がなかなか見つからず、それどころかこのままでは親ネコのほうが再び子ネコを産む可能性があります。よって、親ネコの避妊手術をし、その後子ネコのほうも生後半年を経過したことを見計らってこちらも避妊手術をしました。手術をしておけばこれ以上増えることはありませんし、そのほうが引き取り手が見つかるのではないかと考えました。
今年の3月に入ってすぐに親ネコが姿を消してしまいました。前日まではふつうに子ネコといっしょになってゴハンを食べていたため、少しすればまた現れるだろうと思っておりました。しかし、1カ月経っても姿を見せることはなく、ようやくここで親ネコが「子離れ」をしたのではないかと考えるようになりました。と同時に親ネコからの「忘れ形見」を引き取ったほうがいいのではないかと思い始めたのもこのころでした。
今月にはいって「チビチャン」を動物病院に連れて行き、血液検査をしていただきました。幸いいずれも陰性で、身体のほうも見るからに元気そうです。よくぞ数カ月間をひとり(1匹)で過ごしてきたかと思うと感心します。しかし、いざ家の中に入ってからはあちこちで粗相をしてしまいました。それは致し方ないと思っていたのですが、尿の色が明らかに異なります。また、排尿の回数も多いことから動物病院に相談してみたところ、膀胱炎の症状だと言われ、さっそく病気療養食をゴハンに混ぜることとなりました。
現在も病気療養食を食べ続けており、その効果が表れたのか尿の色は通常に戻りつつあるようです。が、頻尿と粗相は続いているため、本来であれば動物病院であらためて診ていただきたいところ。それはやまやまなのですが、車による移動が苦手らしく、緊張とストレスで再び血尿になってしまうかもしれません。また、特発性膀胱炎の場合、心身ともに落ち着いてくればいずれ治る可能性もあります。いまはいかにストレスがかからないように過ごしてもらえるか、そしてそれとともに1日でも早く家のなかの環境に慣れてもらうか注視しているところです。とはいえ、ほかにもネコチャンとコネコチャンもいるわけですからそのバランスを取るのも大事になってきます。多頭飼いのご家庭はどこも大変なのでしょうね。