昨日は日差しがあって暖かさがあったのですが、きょうは朝から曇り空が広がり、肌寒い1日となりました。ただ、気温はこれで平年並みとはいえ、数日前に20℃越えの陽気を経験してしまったので余計寒く感じます。

 

 さて、先週は上野へ行きまして、目的であった動物園と春節祭を見てきました。春節祭では「祭」の名が付くだけありまして、飲食、物販、ステージを中心に開催されており、昨日は目玉のひとつである毎日パンダさんのシャンシャン写真展について取り上げました。

 会場内は多くの飲食コーナーが軒を連ねており、通路によって中華系と日本の屋台に分かれておりました。そしてその奥にステージがあります。この日はすでに動物園で昼食を済ませていただけに、とりあえず屋台は見るだけ。奥のステージではちょうど中国の変面ショーが行われておりましたので、ちょっと見てみることにしました。

 

 

 

 変面とは音楽に合わせて手や扇子を顔にかざすと一瞬にしてお面が変わるという中国の伝統芸能です。テレビなどでは見たことがありましたが、実際に生で見たのは初めてだったかもしれません。ステージの前面でというわけではなかったのですが、おそらく間近で見てもどのようなからくりなのか分からないほどの早業で、けっきょく最後まで見てしまいました。ちなみにパンダのお面になったこともあったのですが、一瞬にして別のお面に変わってしまい、撮影することとはできませんでした。むしろ日本の国民的アニメの「青い猫型ロボット」のお面のほうが長かったと思います。

 

 変面ショーをみたあとは再び屋台などを見て回ることにしました。ひとつ気になっていたものがありまして、スタッフの方は同じロングTシャツを着ており、胸にはパンダのイラストが描かれておりました。販売しているのかな?と探してみたところ、物販コーナーで色違いが販売されておりました。スタッフの方によりますと台東区の障がい者施設の方がデザインしたとのことで、メインデザインを手がけた方もその場にいらっしゃいました。買おうかちょっと迷ったのですが、会場に入ってすぐに気になったモノのほうへ向かうことにしました。

 そのあるモノとはパンダ柄のお酒。個人的には飲めないのですが、パンダがデザインされた瓶のお酒といえば御代櫻以外にあまり見かけたことがないですし、ましてや国内で中国のお酒を購入する機会はそうそうないはずです。しかもそれほど値段が高くないかなと思っていたところ、スタッフの方から「2本買えばオマケが付きます」と言われ、言われるがままに購入してきました。

 

 

 

 沱牌、あるいはそのデザインから「沱牌パンダ」とも呼ばれており、中国酒における「白酒」です。日本で中国酒と言えば紹興酒が有名ですが、中国ではそれよりもポピュラーなお酒なのだとか。あとでネットで調べたところ、白酒はまろやかで柔らかな口当たりであることから初心者向けとの記載がありました。しかし、アルコール度数はなんと50度。ちなみに高粱やトウモロコシを原料にして作られた沱牌は蒸留酒で、一般的にはスピリッツといわれております。原料こそ違えど、ロシア原産のウォッカやメキシコ原産のテキーラなども蒸留酒にあたり、いずれもアルコール度数が高いということは飲めない自分でも耳にしたことがあります。それから、スタッフの方からは炭酸割りなどで飲むといいですよと教えられましたが、果たして口にすることができるのでしょうか。

 

 ところで、購入特典でいただいたオマケは手提げからして大層なものでした。

 

 

 手提げのなかにはパンダがデザインされた箱が入っており、中身はキーホルダーが入っておりました。

 

 

 上の沱牌パンダですが、調べた限りではネットでも購入することができます。大容量タイプ(500ml)と合わせて2種ありまして、カートンでの販売となるようです。また、店頭価格が安く見えたのはこのあたりにも円安の影響があるのでしょうか。