今年もきょうという日を迎えました。12年前のきょうも朝から晴れていたと記憶しております。また、前日は和歌山のアドベンチャーワールドにおり、もし1日ずれていたら真っすぐ帰宅できなかったことを考えますといまでもぞっとします。それだけ強い大地震でしたし、決して元に戻ることはないにしても普通の生活になるまでかなりの時間がかかりました。

 一方、上野動物園の「リーリー」と「シンシン」はこの年の直前に来園しました。しかも2頭はいずれも2008年に発生した四川大地震にも遭遇しており、2度の大地震を経験したパンダでもあります。その血を引くのが先日中国へ旅立った「シャンシャン」です。

 「シャンシャン」は5度の延期を経て2月21日に旅立ちました。そしてちょうどこの日、旅立つ「シャンシャン」のために制作された「パンダ自身5頭め シャンシャン自身」が発売されました。

 発売されることはSNSで見かけて知っていたのですが、どうやら人気らしいとのことでいざ予約をしようと思いましたらすでに終了。けっきょく発売の翌日になりましてから書店で探すことにしました。

 目立つ表紙なだけに店頭で見かければすぐに分かるはずです。ただ、どのコーナーに置かれるかは書店次第になるところがありまして、1軒目は割りと隈なく探したのですが、置いていませんでした。そして満を持して2軒目。先ほどよりも規模の大きい書店です。お目当ての本は動物・ペットコーナーにて山積みされておりました。

 

 

 内容はとにかく「シャンシャン」に特化したものとなっているのですが、いまもなおネット通販では品薄状態が続いているようです。また、発売日が「シャンシャン」の旅立ちの日と同日だっただけに、この本をきっかけに「シャンシャン」に興味を持たれた方にとりましてはちょっと残念かもしれません。ただ、「シャンシャン」だけでなくパンダはこんなにも魅力のある動物なのだと感じていただけたらパンダ好きとしましては嬉しく思います。きょうは「パンダ発見の日」でもあります。