きょうも昨日と同様、なかなか雲が切れず、晴れ間の少ない1日となりました。先日の雪はすっかり溶けてしまったとは言え、まだまだ日中も寒いです。

 

 さて、連日新聞紙上を賑わせているのが冬季五輪ということは先日のブログでも記しましたが、やはりその要因は日本人選手のメダル獲得でしょう。選手自身も出場するからにはもっとも良い色を目指して競技に臨むのでしょうが、最終的にはどの色でも獲れればいいのではないか、などと勝手に思っております。

 今大会の表彰式はフラワーセレモニーとメダル授与式の2度ありまして、後者は翌日以降に行われるため、たいてい生中継されるのは前者のみということが多いようです。ちなみにフラワーセレモニーと言いましても、渡されるのはブーケ(花束)ではなく、特別な「ビンドゥンドゥン」のマスコット人形なのですが、このビンドゥンドゥンを巡っていろいろ話題が上っているようです。

 ビンドゥンドゥンはご存知の通り、今回の冬季北京五輪のマスコットで、時おり会場の観客席で着ぐるみを見かけることもあります。また、出場選手たちのビンドゥンドゥンに対する言動により、日に日に人気が高まっております。そのため、中国国内でしか販売されていないグッズ売り場では大会直後から長蛇の列で、入場するのに最長4時間待ちもあったとのこと。そしてビンドゥンドゥングッズは品薄状態が続いているとニュースになるほどでした。これは五輪開催直前に中国国内では旧正月があり、そのあいだグッズの生産ラインがストップしたことが影響を及ぼしているようです。ただ、中国側としましては予想以上の人気ぶりだったのでしょう。そのため旧正月明けはフル回転でグッズの増産にあたっているとのこと。また、先日のニュースではこの異例の事態を受け、今年の6月まで生産ラインを確保すると報じられておりました。とは言え、日本では基本的に購入できないというのが残念です。

 

 ところで、選手たちがビンドゥンドゥン人気に一役買っているわけですが、フラワーセレモニーでいただいくビンドゥンドゥンマスコットの「取り扱い方」が選手によって性格が表れているところが面白いと思っております。逆さに持ってみたり、記念写真を撮る際に股に挟んでいる選手もいたほど。そのなかで、ビンドゥンドゥンを大事そうに胸にしまったことで話題となった選手がおり、それがスポーツ紙に大きく掲載されておりましたので思わず購入してきてしまいました。

 

 

 ウェアとゼッケンのあいだにビンドゥンドゥンを挟み、その格好でインタビューを受けていた様子がSNSに投稿されたことも、話題となった要因のひとつのようです。確かにこれまでこのような扱い方をした選手はいなかったかもしれません。

 

 フラワーセレモニーでメダリストたちに渡されるビンドゥンドゥンは「ゴールド・ビンドゥンドゥン」と呼ばれる特別仕様のもので、マスコットの周りには「松竹梅」をモチーフにした金色の飾りが施されております。もちろん一般市販は無し。ちなみにセレモニーではいずれも同じものが渡されるらしく、3体並べられたなかで3位のメダリストがどの場所のマスコットを選び取るのかも性格が出ているようで見ていて面白いと思います。

 

 冬季北京五輪もすでに半分を折り返しておりますが、日本人選手に「ゴールド・ビンドゥンドゥン」をまだまだ持ち帰ってきてほしいと思います。