私は気配りという言葉を人間関係における潤滑油の役割を果たすものだと認識しており、基本的にポジティブなものとして捉えているが、つくづく行い方の難しいものだと思うのである。というのも、いくらポジティブな響きを伴っているとはいえ、卑屈なまでに気配りを濫用してはどうにも胡散臭く、逆に相手に警戒心を抱かせてしまうことになりかねないからである。例えば女性の好きな男性のタイプとして気配りの出来る人というのをよく目にするが、それを見てさあ気配り名人を目指し、実践してみたところで、その人はきっとモテるようにはならない。残念ながら。女性は気配り乱発男よりも、さりげない気配りの出来る男を好むからである。最も悲惨なのは、たいていの気配り乱発男は自分のやり方まずさに気がついていない上、「女性に対してこんなにも優しいのに、いつも損な役回りばかり演じている不運な自分」を表向きは歎き、自嘲しながらも、裏では自虐的ナルシシズムに見事なまでに陶酔しきってしまっている点である。気配りというのは相手を気遣って行う行為でなのあり、決して相手に対して遜るという意味ではない。気配りを乱発していては、遜り、ごまをすっている
ようにしか思えないだろうし、ありがたみも半減するというものである。私のこれまでの経験から言って、気配り上手な人程意識せず自然にそれを行っていて、下手な人程相手に好かれようとするあまり、やり過ぎてしまっているような印象を受ける。人を気遣うのは誰でも出来る。しかしそれが絶妙な気配りになるのか、卑屈な遜りになるのか、そこが非常に難しい問題であり、もしかしたら気配り上手は天性の才能なのかもしれないと思うのである。そしてこのように思ったのは、自分がまさに先に例を挙げた、気配り乱発男の典型であったりするからなのである。なんと悲劇的な結末。
ある週末の夜、私は激しく葛藤していた。

アダルト専門DVDショップ「ファンタジー」にて。


お目当てのDVDが貸出中だったのだ…


この日の為に単調で無意味な一週間を耐え抜き、やっとこさたどり着いた週末…
オマエの存在を頼りに、自らオナニーを禁じ、「我慢や、我慢したらそのうちおっちゃんがイイトコ連れてっちゃるけんな」と言い聞かせた息子は現在反抗期。

一向に構ってくれない親父に対し、そり立つ、怒張する、固くなる、真っ赤に鬱血するなど、あらゆる手段をもって抗い続けたアフターファイブ…



ごめんなぁ…この女優さん、こんなに人気あるだなんて、父ちゃん知らながったもんだから…



もはや手段は選べまい。息子にこれ以上の我慢を強いることは、父として、父として出来ぬ!また、それをすれば息子はますます私に反抗し、遂には公衆の面前で非行に走り、憎き私を刑務所へ至らしめるは必定。


たが、私の好きな女優の新作は概ね貸出中。猛り狂う息子。私は窮地に立たされていた。


それまでの私は、単体女優モノ以外は所詮低予算の見るに耐えない粗悪品と信じ、企画モノには一切手をつけなかった。
しかし、今まさに非行に走らんとする息子を前に陳腐なこだわりを持ち続けることが、果たして父親たる者のすることであろうか。


選択肢は、ない。


私は店長がセレクトした企画モノDVDBEST10の中から、ランダムで一枚を選び、タイトルさえ知らぬままにそれをレンタルした。



家に帰り、DVDを取り出す。よし、ガッシガッシしごいちゃるけん、息子よ、覚悟せいよ!

そして画面に浮かび上がるタイトル…




「めっちゃかわいい女子校生の妹に猥褻プロレス」




なんじゃそれ??いくら店長の個人的なセレクトとはいえ、もっとマシなモンなかったんかい!


私は深く後悔し、息子に詫び、そして共に死のうと考えた瞬間!


私は画面から繰り出された映像に、くぎづけとなった…


最初は冗談で妹にプロレス技をかけていた兄、しかし徐々に痛がり出す妹。パンツもまる見えである。その後もひたすら技をかけ続ける兄。



やっべぇ、嫌いじゃねー。



私は激しく興奮し、果てた…



やはり店長の肩書は伊達じゃなかった。

私はあまりの感動にプロレスラーになることを決意したが、それはなんか違う気がしたので、とりあえずコンビニで週刊プロレスを購入し、読み進めるも、それもなんだか違う気がした。


息子との関係は現在も良好である。
Image444.jpg
昨日渋谷にて、橋幸夫を見た。



次に新宿にて、米倉涼子を見た。




橋幸夫を見た後にまさか米倉涼子を見るとは思わなかった。ビジュアル的になんと相知れぬ二人であろうか。


食事で言えば納豆を食べ、後味がまだ残っているにも関わらず続けざまにハニートーストを食わされるようなものである。




ナチュラルローソンのフードコートでマネージャーらしき男と打ち合わせをしていた橋幸夫。
その姿はまさに「夜もヒッパレ直撃世代」の俺にとって戦慄を覚えるものであった。




大きめの黒いTシャツに下はスウェットというかなりラフな恰好ではあったが、首に光る金のネックレスは文句なしに橋幸夫であった。



ちなみに以前、日野市高幡不動の蕎麦屋にてつのだ☆ひろを目撃した俺は、「夜もヒッパレ直撃世代」として尾藤イサオともんたよしのりとマリーンあたりも是非見ておきたいと思う今日この頃。マルシアもな。





下の写真はナチュラルローソンで見つけたパン。
説明にあんこたっぷりって書いてあるから恐らくぎっしりとギッフェリを掛けてるんだろうが、個人的にかなり面白かったので紹介する。


「あんこギッフェリ」