事務所に入ると会議室に行くように言われ、中に入るとマネージャーはもちろんアイドル統括マネージャー(事務所のナンバー2)モデル統括マネージャー(事務所のナンバー3)と社長がいた
わたしはあまりの威圧感に出ようとしたが
「座りなさい」
社長に言われて素直に4人の前、会議室の真ん中のイスに座る。とてもじゃないが4人を直視出来ない。こんな時の為に習得した
周辺視(しゅうへんし)
視点を4人の頭上に持っていって、周りを見るようにする。こうして4を見ていないが、向こうからは見ているように見られる
「もう一度今回の概要を」
社長がチラッとマネージャーを見る。マネージャーは手帳を開き、仕事の内容を言っているが緊張で何を言っているのかわからない
ただ
「大物俳優の◯◯さんと」
大物俳優⁉️
名前は聞き逃してしまったが
「何ですか?大物俳優って?」
社長の眉間にシワが寄る。わたしは怖くなってあさっての方を見る
「とにかくだ、失礼のないように」
何を話し合ったかまるで理解出来ないまま解散となった
ついにロケの日が来てしまった
つづく