昨日 子供達にサッサとご飯を食べさせて映画を見て来ました



寺島しのぶが ベルリン国際映画賞 最優秀主演女優賞に輝いた 例の作品です



CMでも見たことがあるように なかなかショッキングな映像がてんこ盛りです



時代は1940年代 日本は戦争中で各地で召集礼状が出されて男たちが戦争へ行っていた

主人公の 黒川シゲ子(寺島しのぶ)の夫:黒川久蔵もその一人

盛大に見送られ戦争へ行ったのだが・・・・・・


戻ってきた夫は 顔の半分は焼けただれて 手足は切断されて 声も出ないただの肉の塊だった・・・・・・



これは 反戦映画 なんです 間違いなく



でも申し訳ない 所々笑ってしまいそうな個所があって・・・・ホントごめんなさい汗

直視するには 微妙に難しかった映画でした


戻ってきた久蔵を見た父親が 「こんなの・・・ただの肉の塊じゃないかぁ」ってぼやいたところとか

笑っちゃいけないシーンなのに笑っちゃったんです ブフッ!!って・・・・・・



私は戦後生まれの親から産まれた昭和ッ子なので 戦争のことは教科書で知ることと

学校で映画を見さされることぐらいでしか知識はありません



今まで 反戦モノを純粋な一本調子なものばかり見てきたワケではありません

戦争はダメ っていう単純なものばかりを見てたわけでもないし・・・

むしろ ちょいと斜めから切りこんだようなものを好んで見てたような気がします

もうほとんど何見たか忘れたけどー


だから 今回もこの作品をあえて選んだのだと思います



ですが・・・・・同行した先輩が上手く言い当ててくれました



「過去にホントにこういう人達いたのかもしれない でもあえて見るものではなかったねー ・・・・・悪夢やわ」



そう ただの悪夢でした



そこから 反戦に持って行こうと言うのがそもそも無理があるんじゃないかなーって感じでした



ものすごい想像力で持って見ないと この映画は意味がないと思います



ただ 戦争を知らない者としては 大袈裟であるにしろこういうことはホントにあったんだと思いました



戦争に行くって言ったって ホントに戦ってたのか分かりませんよね



この映画の久蔵のように 実はぐちゃぐちゃとした現実の中 来る日も来る日も女性を犯していた日本兵もいたのかもしれません


別に爆弾を抱えたから 爆弾に当たったから四肢が吹っ飛んだワケじゃないと思うんです 久蔵は



兵隊として使えなくなったから戻ってきたんですよね



ですが お国のために働いたということで「軍神」として崇めたてられます



この時代の国民は 戦争は必要なものと頭に刷り込まれています そうしないと生きていけなかったんでしょうね



事実がどうであれ 出征することがOKな時代です 現地で何してても問われない(何してるか分からんしな)


他人の介護が必要な状態で帰って来た夫を 初めは軍人の妻としてかいがいしく尽くすシゲ子ですが

自分の体を持て余しイライラする夫に対して応えつつも 出征する前 夫にされた仕打ちを思い出し

徐々にやるせなさがこみ上げてくるシーンは 寺島しのぶの演技力が光ってたと思います



私も女ですから 目を覆いたくなるシーンは多々ありました



こんなことやあんなこと 自らの身に置いても耐えれるものではありません



でもあの時代は それで耐えるしかなかったんですね 思想とは 教育とは恐ろしいものだと思いました



戦争は良くない というのは簡単です いかに受け取る側が想像力を持って受取るかで随分と違う気がします



全部見終えて ホントに ただの悪夢を見た と思いました



映画館を出て 少し歩くとそこは21世紀の現在がありました



昔 みんなが本気で戦っていた 国家を守ろうという意識にとり憑かれた国民達がいたのもまた事実なんだなあとぐったりして映画館を後にしました



こんな重い映画を見た後なのに 後から出てきた若い女子3人組



小鳥がピーチクパーチク鳴くように 映画のシーンについてツッコミ入れてました



それを後ろでずっと聞かされていた私は 「重い映画見た後によくしゃべれるな・・・・」とツッコミ入れました

先輩と私は それからお茶する店まで会話は最小限で歩き続けました



疲れましたガーン



ペタしてね