以前 テレビで紹介されてたのを見てから 見に行きたかった映画でした
しかし 見に行く日程の折り合いがつかず 半ば諦めていたところ
友人から お誘いを頂いたので速攻見に行くことに
韓国の前政権下で極秘に撮影が進められ イ・ミョンバク大統領に政権交代した後韓国で上映された
非常に貴重な映画です
脱北者の現実と過酷な運命を描いたこの作品は・・・・私の心に強く衝撃を与えました
ある炭鉱の町で暮らす 元サッカー選手である父と 病弱な母と3人で暮らす少年・ジュニ
ある日 母親が結核である上に妊娠してることが分かり 父親は薬を求めて中国へ行くことを決心する
村では 中国と貿易していた同級生の父親が隠していた聖書が見つかり逮捕されるなど
中国行きは危険な行為であった
父親は必ず帰ってくることを約束し 一人河を越えて中国へ向かう・・・・
中国では 薬を買うために働いていた父親だったが 公安に見つかり命からがら逃げる
自分は捕まるワケにはいかない 必ず帰ると息子と約束したのだと父親は懸命に働く
過酷な父親の運命は ある日脱北者としてソウルに落ち着くのであった・・・・・
映画の見所は 脱北者のルートをより正確に再現したところだそうです
父親はソウルで必死に働き 妻への薬と息子への靴とサッカーボールを用意します
いつか渡す日を夢見て・・・・・・・
しかし 現実はそういうワケにもいかず 妻は結核で亡くなってしまうのです
それから 息子のジュニの運命は一転します
父親に会いたい その一心で中国へ行くことを決めます
ジュニの脱北ルートは 父親より過酷なものでした
家財道具を売ったわずかながらのお金を持って 中国へ行く道を尋ね歩きます
時には ストリートチルドレンに靴を盗まれたり 食べ物を奪われたりしながら・・・・・
何も出来ない非力な私は 彼の姿を見てただ泣くしか出来ませんでした
結局河を渡る前 捕まってしまい収容所へ送られることに・・・・・
収容所でのシーンも より正確に再現されたそうです
映画制作陣の中に 実際の脱北者がいたり 事前調査を綿密に行ったそうですが
これが2007年の出来事か と思うほど 悲惨な状況です
何不自由ない国で暮らしてる私達はホントに幸せだと思う
後半 妻を亡くしたことを知った父親が「神様は北朝鮮にはいないのか」と号泣するシーンがあります
このまま北にいれば そんな苦痛を味わうことはなかったかもしれない
外に出てみて 改めてこの世の不公平を嘆く父親の姿が胸に突き刺さります
彼らには罪はないのに・・・・
父親の手配により ジュニは収容所を出てブローカーによって北を脱出することになります
ですが・・・・更に彼を襲う過酷な運命・・・・・・
友人のお誘いで タダで見たのですがとても心苦しかった
映画代の売り上げのすべてを脱北者の支援に回して頂きたいぐらいです
今でも現実に起こってる北朝鮮での実情です
その衝撃度は半端ありません
久しぶりに 心が震えて 自分の無力さに凹み ジュニの姿にただ涙した映画でした
