自然農薬、ストチュウ作りと農薬について(`・ω・´) | べこまる田舎暮らしの楽しみ探し

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去年作ったストチュウ、去年はちびちび使っていたのだが、冬に瓶を倒してしまったのと、じょうろでストチュウ散布してみたことで、随分減ってしまった。


最近150倍くらいの濃度で散布しているためどんどん消費している。
作ってから2ヶ月くらいは寝かせた方が良いらしいので、使い切る前に新しく作ることにした。


用意するものは
米酢、焼酎(25度以上)、にんにく10かけ以上、乾燥させた唐辛子沢山、黒砂糖100g以上だ。

米酢と焼酎は同じ量か、焼酎が多いくらい。にんにくと唐辛子は輪切りにして生ゴミネットに入れて口をしばる。瓶にそれらを全部入れて、完成だ。



散布する時に木酢液を加える方法もあるが、木酢液は発がん性等も指摘されていて、体への影響が未知数なので、私は自然農薬には使っていない。そのため、にんにくと唐辛子はなるべく沢山入れる。


これを100~400倍に薄めて、余裕があればオリーブオイルをひとたらしして、葉の裏まで丁寧に散布する。今のところ、1~3日おきの散布で、テントウムシモドキ等の被害はおきていない。バラのうどん粉病も収まってきてくれている感じだ。


今年は散布開始が遅かったため、アブラムシやうどん粉病が発生してからの散布になってしまった。自然農薬はあくまでも「予防」なので、発生してしまったものには、市販のスプレー等の方が良く効く。

そして、ストチュウなんかに関係なく、虫に食われてしまうものは

ほうれん草、チンゲン菜等の葉物(サニーレタスは大丈夫!)
豆類に来るエカキムシ
あと、ナメクジには効かない(><)

これらは、もう、しかたがない。うちはもうほうれん草等は植えずにサニーレタスのみ。
豆類は葉っぱはやられるが、実は大丈夫なので、そのままだ。

自然農薬はあまり過信せず、細かい病害虫にあまり神経質にならずにいられれば、そこそこ効果はあると思うが。。。頻繁に散布しなくてはいけない労力を考えると、市販の薬や農薬の方が、ずっと楽ではある。



日本は、中国、韓国についで3番目に農薬の使用量が多い(2010年)。

私が個人的によく使う農薬は「オルトラン」といって、植え付け時等にまいて、植物に吸収させ、害虫が食べられないようにするもの。
これは効果が3週間続く。人間も、3週間の間は食べられない。
これは有機リン系農薬といって、オルトランの他にも「マラソン」等も有名だ。
有機リン系農薬は、一般的にも多く使われている農薬で、当然人体にも野菜と一緒に入ってきて、尿中に排出されている量を測ると、農薬の中ではダントツらしい。

有機リン系農薬、そして「ネオニコチノイド系農薬」という、雨などで洗い流されない=水で洗っても落ない農薬が、今日本では主流で使われてる農薬だが、これらは多量接種すると、神経毒性と知的発達障害等があり、しかもネコチノイド系農薬は胎児にも影響を与える可能性があるらしい。


あと、除草剤として去年よく使っていた「グリホサート系」。これも植物が吸収して、枯れる。発がん性の指摘される農薬だ。

その他にも一般的に、「ピレスロイド系農薬」もよく使われており、これは神経毒性、内分泌かく乱作用等がある。


他にも様々な農薬があり、体内に取り込まれ、尿中にも排出されている。


最近私が気に入っている農薬、「フェニックス」は、芋虫が出す唾液に反応する薬品で、散布した次の日には収穫できる。あれこれ調べたが、人体への影響はあまりないようだ。発がん性や催奇形性等はみられず、大量に摂取すると、肝臓に負担がかかる程度のようだ。しかし、これはこれから成長していく段階の植え付け時、自然農薬では葉っぱが枯れこんでしまう弱い苗の時に散布しても効果が弱い。
うーん、やはり、植え付け時にオルトランを1回のみ、あとは自然農薬で、それから対処しきれなくなったらフェニックス、という今の方法が一番確実なようだ。



市販の野菜等にどれくらい農薬が残留しているか、目に見えない。お店のぴっかぴかの野菜達には特に注意が必要だ。日本では農薬散布後、何日以上経たないと出荷しない、等の規制はきちんと守られているだろうが、それでも出荷直前までぴっかぴかで虫食いの無い状態にしておかなくてはならず、いくらか残留農薬はあるだろう。水洗いくらいでは落ない農薬、しっかり植物に吸収されている農薬達・・・どの野菜にいつ、どれくらい使われているか、分からない。


遠くの有機栽培の野菜>遠くの野菜≧うちの低農薬の野菜>近くの野菜

私の中ではこんな順位かな??
まぁ、手塩にかけた野菜は美味しいし、何といっても安心だ(除染後にも微量に残る放射能のことを除いては)。今年はストチュウの瓶を大切に保管して、2年はもたせられれば、と思う。