AIと雇用。歴史は繰り返す?産業革命が労働市場に与えた影響 | 働くこととストレス 〜気持ちが楽になり働けるように〜

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おはようございます。



今日の内容は、AIにより様々な職種が脅かされるといわれる昨今ですが、産業革命時においても機械化により多くの職が失われていたそうです。



よって、産業革命においてどの様な流れが起こったのか?を書きます。



結論は、AIの影響が産業革命時と同様に、様々な職に置き換わり、失業により中間所得層減り、所得格が広がったことが再度起こるかは誰も分からないが、私個人の意見としては、学び続けることはやめてはいけないと思ったです。



参考文献はこちらです。



技術の進歩により人々がどう対応するかで、所得が増える減るかに左右されます。


技術には二つの型が考えられ


人間の労働を助ける技術を、労働補完技術型

(例)望遠鏡、電卓


人間の労働に置き換わる技術を、労働置換技術型

(例)機械、AI



労働補完技術の場合は、人間が労働を奪われることはありませんし、それにより所得が増えることがあります。


一方で、労働置換技術の場合はAIの台頭により人が要らなくなるといわれるように、労働が奪われる事態が起こります。



現に、産業革命時において起こりました。



中程度の賃金の仕事が、機械に奪われ中所得層の多くの人が低賃金の仕事に移るか、失業したといわれ、職を奪われた多くが働き盛りの男性労働者や熟練した職人だったといわれています。


そして、機械化を阻もうと暴動が起こったりもした様です。



しかし、機械化に抵抗しようとしても、機械により受ける恩恵の方が大きさや、政治家の判断により、機械化の流れは止まりませんでした。



しかも、失業者が増えた事で、税収も減り行政サービスも悪化し、治安の問題や失業者・低賃金者の健康問題など様々な問題が発生しています



ここで疑問が生じる点は、機械化の代表として工場が出来たことにより、雇用が生まれるのではないか?ということ。



確かに雇用は生まれましたが、そこで働いていた多くは子どもでした。子どもは低賃金・長時間労働・体罰と半奴隷のように扱っても反抗することなく従順なので、扱う側としては都合が良かったようです。(超絶ブラックというわけです)



産業革命初期から長い期間、人々は苦難の生活が続きます。



しかし、産業革命後期になると変化がおきます。



機械の高度化により、高度のスキルが求められるようになり、労働者も業務に従事する中でスキルも上がり、それに伴い時間はかかったものの賃金も上昇しました。


一因は賃金を上げないと、高いスキルの人は工場に求人しても応募してこないという問題が起こったからです。


また機械化により誰でも出来る仕事も生まれ、大量生産の時代も相まって人手不足も起こりました。



当初、労働置換型だった機械は、労働補完型に変化しました。



そして、確かに言えるとしたら、機械化により無くなった職もありますが、それ以上に機械により今日でも私達の生活は多くの恩恵を受けています。



ここで一つ思い出す話があります。


福岡の南に位置する大牟田という場所には、かつて炭鉱がありました。



そこの炭坑跡にいった時です。


当時、その炭鉱で働いていた方がガイドをされていました。


その話の中で印象的な話がありました。


炭鉱は地下を掘るため、湧き水が出てくる。


その湧き水を排水するために、人力で排水を行っていた。


しかし、イギリスからデビーポンプという排水機械を導入し排水難を解消し、それにより深い場所での採鉱が可能になった。


この炭鉱が発展したのは、イギリスからきたポンプ無しには起こりえなかった、といった話でした。



その話とこの本の内容がリンクして、遠い国で起こった産業革命のインパクトの大きさを感じました。



作者はAIの台頭と産業革命時の雰囲気は似ているといいます。


果たして、AIがもたらす影響の全容はまだ全く見えません。しかし、機械に携わりスキルを得て雇用状況を好転させた事実があり、その事が活路になりそうな気がして、冒頭の結論に繋がりました。


この産業革命の話は面白いので、続編書くかもしれません。


では長くなりましたが、本日も最後までお読み頂きありがとうございます。