回答
未来の世界にももちろんイジメはあり、またそれに対してのひみつ道具もたくさん存在する。
その一つが「NGふせん」だ。この道具は自分が人にされて嫌なことを書いて体のどこかに貼ると、誰も書いたことをしなくなるというものだ。
最初ドラえもんはのび太にこの道具をすぐに出す予定だった。しかしNGふせんは結局一度も使われることはなかった。
ある日のび太はいつもどうりジャイアン達にイジメられていた。のび太はその日プラモデルを買って帰る途中だった。おこずかいを貯めてやっと買えたそのプラモデルはジャイアンにとられてしまった。のび太は必死で抵抗した。「お願いだからやめてよ!それは僕が買ったんだ!」しかしジャイアンに勝てるはずもなくボコボコにされて結局プラモデルは取られてしまった。
ドラえもんはたまたまそれを目撃した。ボコボコにされたのび太に駆け寄り家に連れ帰って怪我の手当てをした。ドラえもんはこの時のび太にはNGふせんは必要ないと思った。確かにNGふせんを使えばジャイアン達からイジメを受けることはなくなるだろう。しかし、NGふせんは本来イジメられている子の中でも「嫌だ」「やめて」と言えない子のためのものである。のび太はそれが言える強い子だ。勝てないとわかっていても、怖くても嫌なことは嫌だと言える。その強い心があればいつかジャイアンにだって勝てるし、未来も変えられるだろう。ドラえもんはそう確信してNGふせんを四次元ポケットの一番奥にしまった。

