ビールベースのカクテルレシピを紹介します。

「シンシナチ」は、アメリカ・オハイオ州の都市の名前から付けられました。ソーダでビールを割った、とっても軽い味わいのカクテルです。作り方は、ゴブレットにビール150mlとソーダ150mlを注ぎ、ステアします。

「パナシェ」は、フランス語で“混ぜる”という意味があります。作り方は、ビール120mlをゴブレットに注ぎ、そこへ、レモネード120mlを加えたら、軽くステアして完成です。レモネードを、ソーダやトニックウォーターに代えても良いです。また、ジンジャーエールに代えると「シャンディー・ガフ」になります。

「レッド・アイ」は、欧米では、二日酔いの迎い酒として飲まれているカクテルです。「レッド・アイ」という名前は、前夜飲み過ぎて、真っ赤になってしまった目を、こすって飲むことに由来しています。作り方は、タンブラーに、ビール75mlとトマトジュース75mlを注ぎ、軽くステアしたら完成です。また、黒ビールを使用すると、濁ったような黒さの気味の悪いカクテルになります。

「ミント・ビア」は、ペパーミントグリーンのきれいな緑色で、さわやかさあふれるカクテルです。作り方は、ビール適量をゴブレットに注ぎ、グリーンペパーミントリキュール15mlを入れます。

「ブラック・ベルベット」は、西洋の伝統的なカクテルで、19世紀頃にはすでに飲まれていました。本来は、英国のスタウトや黒ビールを使用します。アルコール分が低いので、大きめのグラスを使った方が良いです。作り方は、よく冷やしたギネスビール150mlとシャンパン150mlを、フルート型のシャンパングラスに注ぎます。

ワインベースのカクテルレシピを紹介します。

「アンダルシア」は、スペインのアンダルシア地方をイメージした、まろやかな辛さのカクテルです。アンダルシア地方は、シェリーの故郷で、フラメンコの発祥地としても有名です。作り方は、ドライシェリー30ml、ブランデー15ml、ホワイトラム15mlをステアして、カクテルグラスに注ぎます。

「クロンダイクハイボール」は、ほど良い酸味と甘味のベルモットに、爽快なジンジャーエールとすっきりとしたレモンとがプラスされた、とてもさわやかなカクテルです。作り方は、ドライベルモット30ml、スイートベルモット30ml、レモンジュース20ml、砂糖1tspをよくシェイクして、タンブラーに注ぎます。そこへ、氷を加えて、ジンジャーエール適量で満たし、ステアしたら出来上がりです。

「バンブー」は、日本語で“竹”のことで、辛口の日本酒のような、きりっと爽やかな味わいが特徴です。また、食前酒にぴったりのカクテルです。作り方は、ドライシェリー40ml、ドライベルモット20ml、オレンジビターズ1dashをステアして、カクテルグラスに注ぎます。

「ヌーヴォ・アップル」は、香り高く華やかなりんごジュースと、酸味とほのかな渋みの赤ワインが、ほど良くマッチした、とってもさわやかなカクテルです。作り方は、氷を入れたグラスに、アップルジュース60mlを入れて、ボージョレヌーヴォ45mlをフロートします。

ウイスキーベースのカクテルレシピを紹介します。

「アイリッシュ・コーヒー」は、アイルランドで誕生したホットカクテルなので、できるだけアイリッシュウイスキーを使ってください。作り方は、アイリッシュ・グラスに砂糖1tspを入れて、ホットコーヒー適量を注ぎます。そこへ、アイリッシュウイスキー30mlを入れてステアします。最後に、生クリームをフロートしたら完成です。

「オールド・パル」は、禁酒法がアメリカで施行される前から、飲まれていたと言われる伝統的なカクテルです。「オールド・パル」とは、「古い(懐かしい)仲間」という意味があり親しまれています。作り方は、ウイスキー20ml、ドライベルモット20ml、カンパリ20mlをステアして、カクテルグラスに注ぎます。

「ゴットファーザー」は、1972年に公開された「ゴットファーザー」という映画にちなんで作られました。アマレットのアーモンドの香りを加えた、甘さとコクのあるカクテルです。作り方は、氷を入れたオールドファッションドグラスに、ウイスキー45mlとアマレット15mlを注ぎ、軽くステアします。

「ミント・ジュレップ」は、「ジュレップ」というミックスドリンクのうちで、もっとも有名なカクテルです。爽快なミントの香りが、口に含んだ瞬間に広がります。作り方は、タンブラーに砂糖1tspとミントの葉3枚を入れて、ミネラルウォーター30mlを注ぎ、砂糖を溶かしながら、ミントの葉をつぶします。クラッシュドアイスを敷き詰め、ウイスキーを注いで、よくステアします。ミントの葉を飾って、ストローを添えたら完成です。

ブランデーベースのカクテルレシピを紹介します。

「アレキサンダー」は、芳醇なブランデーの香りと、ほろ苦いカカオがマッチし、特に女性からの人気が高いカクテルです。作り方は、ブランデー30ml、クレームドカカオブラウン15ml、生クリーム15mlをシェイクし、カクテルグラスに注ぎます。

「オリンピック」は、材料全ての分量が同じなので、作りやすいレシピです。1942年に開催されたパリ・オリンピックの時期に考案されたカクテルです。作り方は、ブランデー20ml、オレンジキュラソー20ml、オレンジジュース20mlをシェイクして、カクテルグラスに注ぎます。

「キャロル」は、ベルモットブランデーの甘さを引き出して、コクのある深い味わいを楽しめるカクテルです。昔から、人気のある大人のカクテルです。作り方は、ブランデー45ml、スイートベルモット15mlをステアして、カクテルグラスに注ぎます。そして、カクテル・ピックにパールオニオン(小さい玉ねぎ)を刺して沈めます。

「モンタナ」は、ブランデーとポルトガル特産のワイン「ポートワイン」がマッチし、上品な甘さとコクが楽しめる美しいカクテルです。作り方は、ブランデー30ml、ポートワイン15ml、ドライベルモット(フレーバード・ワイン)15mlをステアして、カクテルグラスに注ぎます。

「シカゴ」は、きめ細かく泡立つ、すっきりと仕上げられた飲みやすいカクテルです。砂糖でスノースタイルにすることで、口当たりが甘くなっています。作り方は、ブランデー45ml、キュラソー2dash、アンゴスチュラビターズ1dashをシェイクします。フルート型シャンパングラスを、砂糖でスノースタイルにして、そこへ注ぎ、よく冷やしたシャンパンで満たします。

リキュールベースのカクテルレシピを紹介します。

「アブサン・エッグ」は、薬草系特有のアブサンの香りを楽しむことができるカクテルです。さわやかな味わいの中に、砂糖と卵白が加わることで、口当たりまろやかな仕上がりになります。作り方は、アブサン15ml、ドライジン15ml、卵白1個分、砂糖1tspをシェイクして、シェリー・グラスに注ぎます。

「カルーア・ミルク」は、コヒーリキュールのカルーアとミルクの絶妙なハーモニーを楽しめる、日本人好みのカクテルです。作り方は、カルーア40mlとミルク適量をステアして、氷を詰めたオールドファッションドグラスに注ぎます。

「グリーン・アイズ」は、緑色をしたカクテルで、南国の雰囲気漂う夏にぴったりのカクテルです。作り方は、タンブラーにクラッシュドアイスを敷き詰めて、そこへ、メロンリキュール20ml、ホワイトラム30ml、マリブ(ココナッツラム)15ml、ライムジュース15ml、パイナップルジュース15mlを注ぎ、軽くステアします。

「ピーチ・フィズ」は、レモンジュースを加えた、すっきり爽快なカクテルです。作り方は、クレームドペシェ(ピーチリキュール)45ml、レモンジュース15ml、グレナデンシロップ1tspをシェイクして、氷を入れたタンブラーに注ぎます。そこへ、ソーダを入れて満たし、ステアしたら完成です。

「プース・カフェ」は、美しい虹のような色合いを演出するカクテルです。作り方は、シェリー・グラスに、グレナデンシロップ10ml、クレームドミントグリーン10ml、クレームドミントホワイト10ml、ブルーキュラソー10ml、シャルトリューズジョーヌ10ml、ブランデー10mlを順に入れていきます。バー・スプーンの背を使って、フロート(材料を表面に浮かばせる技術)で、静かに積み上げていきます。

ラムベースのカクテルレシピを紹介します。

「カリビアンクルーズ」は、ココナッツミルクのまろやかな風味が漂うトロピカルなカクテルです。作り方は、ホワイトラム10ml、クレームドバナナ20ml、パイナップルジュース20ml、ココナッツリキュール10ml、レモンジュース5mlをシェイクして、カクテルグラスに注ぎます。

「キューバリバー」は、ホワイトラムとコーラの融合と、ライムの香りが効いた、さわやかに味わいを楽しめます。作り方は、氷を入れたタンブラーに、ホワイトラム45mlとライムジュース10mlを注ぎ、よく冷やしたコーラ95mlで満たして、軽くステアします。カットライムをデコレーションしたら完成です。

「グリーンアイズ」は、ラムの香りとメロンリキュールとの調和、そして、酸味の効いたパイナップルとなめらかなココナッツミルクの口当たりを楽しむことができます。作り方は、バーブレンダーに、ゴールドラム30ml、メロンリキュール25ml、パイナップルジュース30ml、ココナッツミルク15ml、ライムジュース15mlと、クラッシュドアイス1カップを入れてブレンドし、ゴブレットに注ぎます。カットライムを飾って、ストロー2本を添えたら完成です。

「スコーピオン」は、南国フルーツをふんだんに使った、トロピカルなカクテルです。作り方は、ホワイトラム40ml、ブランデー20ml、オレンジジュース20ml、レモンジュース15ml、ライムジュース10mlをシェイクします。ゴブレットにクラッシュドアイスを敷き詰めて、そこへカクテルを注ぎます。レッドチェリーとカットオレンジをカクテル・ピンに刺して飾り、ストロー2本を添えたら完成です。

ウォッカベースのカクテルレシピを紹介します。

「キッス・オブ・ファイヤー」は、豊かなスロージンの甘さと、ドライベルモットの香りが楽しめるカクテルです。作り方は、ウォッカ20ml、スロージン20ml、ドライベルモット20ml、レモンジュース2dashをシェイクします。そして、砂糖少々でスノースタイルにしたグラスに、出来上がったカクテルを注ぎます。

「コスモポリタン」は、ほのかなクランベリーの香りと、引き締まったウォッカの味わいを楽しめる、ピンクでキかわいらしカクテルです。作り方は、ウォッカ30ml、ホワイトキュラソー10ml、クランベリージュース10ml、ライムジュース10mlをシェイクして、カクテルグラスに注ぎます。

「スクリュードライバー」は、オレンジジュースのすっきりとした酸味と、きりっと引き締まったウォッカの組み合わせで、とても飲みやすいカクテルです。作り方は、タンブラーに氷を入れて、そこへウォッカ45mlとオレンジジュース105mlを入れ、ステアします。

「セックス・オン・ザ・ビーチ」は、ミルクを感じさせる不思議な風味で、口に入れるとピーチの甘い香りが広がります。作り方は、ウォッカ20ml、メロンリキュール20ml、クレームドフランボアーズ10ml、パイナップルジュース80mlをシェイクします。そして、大型のタンブラーにクラッシュドアイスを詰めて、そこへ出来上がったカクテルを注ぎ、ストローを添えます。

テキーラベースのカクテルレシピを紹介します。

「アンバサダー」は、オレンジのさわやかな香りと、パンチの効いたカクテルです。作り方は、テキーラ45ml、オレンジジュース100ml、シュガーシロップ5mlを、氷を入れたタンブラーに注ぎ入れ、ステアして出来上がりです。

「テキーラ・サンセット」は、口いっぱいにレモンの酸味が広がり、すっきり爽快な味わいです。作り方は、テキーラ30ml、レモンジュース30ml、グレナデンシロップ10mlを、氷3/4カップと一緒にバーブレンダーで混ぜ合わせ、グラスに注ぎます。そして、氷を加えて、ストローを添えたら出来上がりです。

「テキーラ・サンライズ」は、テキーラ特有の香りと、フルーティーなオレンジがマッチしたさわやかな味わいです。美しいグラデーションは、太陽が昇ってくる様子が目に浮かびます。作り方は、テキーラ45mlとオレンジジュース90mlをシェイクして、氷を敷き詰めたグラスに注ぎます。そして、静かにグレナデンシロップ10mlを沈めます。

「フローズンブルーマルガリータ」は、美しい夏の青い海をイメージさせるフローズンカクテルです。作り方は、テキーラ30ml、ブルーキュラソー15ml、ライムジュース15mlを、クラッシュドアイス1/2カップと一緒に、バーブレンダーで混ぜ合わせ、シャンパングラスに注ぎます。そして、ミントの葉をデコレーションし、ストロー2本を添えて完成です。

ジンベースのカクテルレシピを紹介します。

「青い珊瑚礁」は、グリーンペパーミントのさわやかな香りが漂います。砂糖を使用したスノースタイルもあります。作り方は、ドライジン40mlとペパーミントリキュール20mlをシェイクして、カクテルグラスに注ぎます。最後に、チェリー1個を沈めたら出来上がりです。

「アースクエーク」は、とてもアルコール度の高いカクテルで、ペルノ特有のハーブの香りが特徴です。作り方は、ジン25ml、ウイスキー20ml、ペルノ15mlをシェイクして注ぎます。

「アラウンド・ザ・ワールド」は、飛行機の世界一周航路開航を記念して開催された、創作カクテルコンクールの優勝作品に選ばれたものです。作り方は、ジン30ml、ペパーミントグリーン10ml、パイナップルジュース20mlをシェイクして注ぎます。最後に、グラスの縁に、グリーンミントチェリー1個を飾ればできあがりです。

「ギムレット」は、辛口なジンと、爽快なフレッシュライムの絶妙なハーモニーを楽しめます。作り方は、ジン45mlとライムジュース15mlをシェイクして、グラスに注ぎます。ジンをウォッカに替えて作ると、「スレッジハンマー」というカクテルになります。

「ジン・トニック」は、ジンとトニックのさわやかな味わいを楽しめるカクテルです。作り方は、氷を入れたタンブラーにジン45mlを注いで、よく冷やしたトニックウォーター105mlを加えて軽くステアします。カットライムやレモンを飾れば完成です。

カクテルを作るときに使用する道具を紹介します。

「メジャー・カップ」は、分量を正確に量るための道具です、ほとんどが金属製です。容量が違う2つのカップが、背中合わせに引っ付いており、一般的で使いやすいのは、30mlと45mlを量れるものです。

「アイストング」は、氷を挟む際に使用するもので、氷をつかみやすいように、先がぎざぎざになっているものや、人の手のような形をしているものがあります。溶け出した氷の余分な水が、シェーカーやグラスに入らないので、カクテルが水っぽくなりません。

「カクテル・ピン」は、チェリーやオリーブ、レモンなどを刺して、カクテルのデコレーションとして用います。シンプルなものから、さまざまなデザインのものがあるので、カクテルに合わせて選ぶと良いです。

「マドラー」は、ステアしたり、カクテルの中に入っているフルーツをつぶしたりして、カクテルの風味を整えるために使用されます。金属製、プラスティック製、ガラス製のものなど、さまざまな種類があります。マドラーを実際に使う人は、カクテルを作って提供する人ではなくて、カクテルを提供されて飲む人になります。

「スクイザー」は、フルーツの果汁を搾り出すための器具です。スクイザーの中央にある突起部に、果実の切り口を押し当てて、ゆっくりと回しながら搾り出します。

「ミキサー」は、フローズンカクテルや、果実を砕いて入れたカクテルを作るために使用されます。「バーブレンダー」とも言われています。