コロナ禍は依然、続く。


70代の私の母の「おうち時間」は、花を生けたり、花壇の手入れをしたり、絵を描いたりと、ゆるりとした時間をイキイキと使い、楽しんでいる。


花壇に咲く花々を手入れしながら「あの花、もうダメかと思ってたけど、又キレイに根付いて来たのよぉ!」「マーガレットがたくさん咲いたぁ!」と、花達の事を意気揚々と話す。


去年母にプレゼントした「てまりてまり」という、ふんわりした小花がぎっしりと手毬状に咲いている、可愛らしい名前のアジサイ。


たった数日で根ぐされを起こして枯れてしまったアジサイを花壇に植え替え、今年又、葉っぱがキレイに再生し、淡く優しく爽やかに咲いてくれるのを楽しみにしている母。


コロナ禍の中でも元気な母は、「チョココロナ(チョココルネ)買って来たよ~」と普通に言う(笑)。

もう、コロナウイルスという言葉が、染み込み過ぎている。


日差しも出てきたこの季節、外出時に引き出しから出したボンドを日焼け止めと間違え、手のひらに出してから気付く母(笑)。

肌に塗っていたら…恐ろしい。


あんなにも大人気の「鬼滅の刃」も、母にかかれば「キムチの刃」(笑)。


喉が渇いたという孫の麦くんに、自販機前で「Zoo、買ってあげるよ!」と言ってくれるも、「Qoo」の事…(笑)。

動物園かっ。


「おばあちゃん、行きたいところどこ?」と麦くんに聞かれ、「膝」と答え、どうやら「痛いところ」と聞き間違えた模様(笑)。


写真を撮る時に、母がほっぺに手を添えて撮っていたら、麦くんから「花かよっ!」の突っ込み(笑)。


そう、すっかり年長に成長した孫からの突っ込みは、年々パワーアップしており、二人のやりとりコントは更にレベルアップ。


そんな麦くんが年長になり、出来ない事が多々ある事は重々承知とは言え、出来る事をひとつでも増やしていきたいと思う親である私は、時に厳しく言ってしまう事もあり、そんな様々な葛藤を感じながら、言い過ぎる私に時折母は、「麦くんは麦くんだもんね~」とニコやかに言う。


皆が出来ている事をきちんとやらせたいと思ってしまう私都合の心に、そんな母の言葉が心に刺さる。


そう、その通りなのだ。


だからこそ、母の様々な勘違いにも、心和むのだろう。


今年も心から、そんな母に、ありがとう…。