今回のこの内容については、一般の人が見たら化学物質過敏症を少し誤解するのではないかと思います。

もう少し、「体臭が臭い」、スメハラ問題と、柔軟剤臭、香料付きの洗剤、消臭剤、などの臭いで「アレルギーを起こして体調を崩してしまう化学物質汚染」問題を分けて報道してほしかったと思います。タバコのニオイや害の問題は、単独で番組になるのに、今回のこの番組構成はとても納得がいかない気持ちです。

これ以上のコメントは避けますが、次に期待したいものです。

今後日本では、若い人のCS患者の激増が予想されます。その兆候が、今回の番組の中の若い学生さんを見ていて感じます。CS予備軍の方に、アロマの匂いで、嫌な臭いを誤魔化して生活する傾向がありますが、それが天然系の本物のアロマテラピーの人もいれば、中には化学物質の芳香剤の人もいます。そのような方が、何かのきっかけである一線を越えた時に、色々なニオイが気になり、鼻につき、避けるようになります。

人口の7%の人がこのような症状を訴えるようになれば、世の中は一気に変わりますが、まだまだCS発症者は少数派です。予備軍を含めれば有に3%はいるように思いますが、その予備軍の人が、アロマを使いたがります。自分に嫌な苦手な臭いを消そうとして、

その先に訪れる結末は見えていますが、芳香剤や洗濯に長年柔軟剤を使用していた、CS発症者の発症直後の状況は、本当に悲惨です。家財道具や洋服、布団すべてが使えなくなり、ゴミと化します。1か月も満たない内に、本人が何十年と普通に暮らしていた状況がひっくり返るため、頭の回路が付いていけず、パニックになり、使えるものと、使えない物、その内使えるようになる物の区別がつかなくなり、話をしていても、混乱しているのは分かりますが、アドバイスしても、無駄になる方が多いようです。

時薬しかないようです。