5月26日放送のNHKスペシャル

「魂のピアニスト、逝く〜フジコ・ヘミング その壮絶な人生」

を昨日、1週間遅れで観ました。

 

耳の不調からプロのピアニストになることをあきらめ

ドイツでピアノ教師をして生計を立てていた彼女が

日本に帰国したのが1994年。

 

その彼女を一躍有名にしたのは、

1999年にNHKで放送された彼女のドキュメント番組でした。

それをリアルに観た私もとても感動して、

その後、リサイタルに行く機会は得なかったですが、

CDや書籍を買い求めて、今も大事に持っています。

 

今回のこの番組を観て、

あらためて驚いたのは1999年の放送時、

彼女はもう67歳。

そこから今年4月に亡くなるまでの25年間、

彼女は現役を通してきたことです。

 

不遇の時代を長く送ってこられたけど、

人生後半の25年間はピアニストとしても

最高に幸せな時間を過ごされたわけで、

何か最近、いろんなことをしまおう、しまおうとする私だけど、

彼女が花開いたのは今の私の年齢より5つも上だったんだぁ!

ということに気づかされ、

ちょっと反省した日曜の午後でした。