出題者の気持ちになることで、解答の精度が上がり知識が定着するため、問題を自分で作った方がいい、とどこかで聞いたような気がしたので、オリジナル問題を作成してみました。

 

突っ込みどころ満載かもしれませんが、素人が作成した問題に対し「自分ならこのような問題にしてこのような解答にする」という視点で解いていけば皆さんの実力アップに繋がると思いますので、是非解いてみて下さい。

 

与件分は約600字なので、通常の与件分の半ページくらいです。

設問文と解答はある程度思いつきますが、約3,000文字の本試験並みの与件文作成は素人には無理でしたアセアセ

 

解答例は後日アップします。

(時間制限目安50分)

 

 

 

 

 A社は地方の工業団地に立地する資本金1,000万円、正社員40名非正規社員60名の米加工品製造メーカーである。創業は大正末期で、初代社長が米菓専門店として創業し、地元では老舗店舗として高い知名度を誇っていた。

 A社は安価な余剰米の調達ルートを独自に確保しており、それを利用して米菓を製造していたが、海外からさらに安価な米の輸入が行われるようになったことで、同事業に取り組む業者が高度成長期前後に参入してきた。

 危機感を持った3代目社長は当時全国にも数社しか保有していなかった餅加工機械を他社に先駆けて購入し、餅加工を事業の中心として2010年前後まで順調に売上を伸ばしていったが、他社の参入が相次いだことで、その後は成長が止まり、社員の中には閉塞感が漂っている。

 そのような状況下で父である3代目社長から経営を引き継いだ4代目社長であったが、社内の閉塞感を打破できずにいた。そこで社員からの意見を募り、新規事業として米を利用した介護食品事業に着手することにした。

 現在A 社の正社員は営業20名、製造10名、総務5名、品質管理5名という配置である。A社は今までに品質に関するクレームは受けたことがなく、その点が得意先から特に評価されている。今後の事業展開を視野に入れながら新商品開発を進めているが、開発業務は社長の指示の下、品質管理担当が場当たり的に実施している。

 4代目社長は社員の意識を変革させながら新規事業を成功させることを今後の経営方針として社内改革を目指している。

 

 

第1問(配点25点)

3代目社長が米菓事業だけに特化せず、餅加工事業を立ち上げて順調に売上を伸ばした理由とその後衰退をだどっていった理由は何か。 100字以内で解答せよ。

 

 

第2問(配点25点)

A社は創業から同族での経営を継続してきた。 その経営体制の特徴と現在に至る問題点は何か。 100字以内で解答せよ。

 

 

第3問(配点25点)

4代目社長は現在の組織体制の変更を検討している。 どのような組織にすべきか理由と併せて100字以内で助言せよ。

 

 

第4問(配点25点)

新規事業への取り組みを成功させるための組織面での施策を100字以内で助言せよ。

 

 

 

 

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