わしゃわしゃのススキ漕ぎ
両サイドには廃作業小屋や平場
しばらく進むと
『第四境橋梁』
距離長めのガーダー橋
かなり高さはある
下からの写真(画像お借りしてます。)
横から見てもヤバそうだけど、左の作業路を歩けば楽勝じゃんッ
躊躇なく、てけてけてけ…
「こっちを歩けば楽チンなのに〜」
…と思いつつ歩みを進めるMIMIZU
ひぎぁッ…(; ̄◇ ̄)
衝撃の現実を突きつけられ足が止まる
足裏から来る、わなわなとした震え
MIMIZUが歩いてる作業路…
一見すると空手で瓦割り出来る薄さだよ
コンクリート床板、
約2センチ!!!
そ、そ、そ、それも!
65年前のコンクリートだよね?コレ…
ヤバいヤバいヤバいヤバい
恐る恐る作業路の構造とコンクリ床板の隙間を確認
コンクリ床板の真ん中、真下には金属モノがなにもない!
つまり、しっかりした土台はない!
L字とL字に、コンクリート板を一枚一枚敷いてるだけ
ただそれだけ…
ど、ど、どうしよ
ここは危な過ぎる
何トンも運んだレールの方がよっぽど頑丈だわ…
だから、後ろの2人はレールの上なのかッ
レ、レ、レールに移ろう
しかーし、レールが遠い
MIMIZUの短足一歩では届かない
枕木に乗ってる腐った木の上に片足を置かなきゃいけない
随分昔から知ってたけど、やっぱりバカだわ、MIMIZU…
とことん大バカヤローだわ
なんで作業路を選んでしまったのか
目先の安定を求めて、このザマだ
丈夫さで言ったら断然!
コンクリよりレールだろぉ〜が〜!!
ここで立ち尽くしてても仕方ない
後ろから来る2人にこんな状況で怯んでるなんて知られたくないし、ここは一か八か進むしかないッ
念のため強度の高いコンクリ床板の端っこを歩く
真ん中を歩いてしまっては負荷が掛かり踏み抜く確率を高くするだけだからね
そろりそろりと進み、残り数歩のところでふと下を見ると祠があるのを発見した
『無事渡れそうです、ありがとうございます』と心で合掌
渡り終え、今一度作業路の構造を確認
ん〜やっぱりシンプルな作りだった
しかも、真ん中凹んでない
塗装は昭和38年…
ほぇ?(´⊙ω⊙`)
竣工は隧道と同じ昭和27年よね
そこから5年半、昭和32年にはすでに使われなくなったのに、その6年後に塗装ってなぜ
『位置3k595m29』ってのは、きっと氷川駅(現 奥多摩駅)からの距離だね落ち着いて観ると第四境橋梁、いい高さ、いい朽ちっぷりだわ
『第三境隧道』に入って振り返る
(MIMIZU、また来る気でいる)