【廃レール】小河内ダムの専用貨物線【廃線跡】 | MIMIZUの底辺ぼっちBlog

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1960年、東京都水道局が出版した「小河内ダム」と言う名の冊子。

ダムには興味がないので第18章「資材輸送」のとこだけを熟読ぅ〜


23箇所の橋梁23箇所の隧道がある廃線…
厳密には休止線…
【小河内ダムの専用貨物線】に魅かれてるのだッ

23だよ
アトラクションを連チャンで乗るようなもんだよ〜


橋と隧道が多過ぎて地図上わかりづらーい
ちなみ、この地図は発行年不明の1960年頃の登山地図
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【線路延長】6.7km
【最急勾配】30/1,000
【最小曲線半径】200m
【級別】丙線日原準ずるKS12
【1日最大輸送量】1,500t
【橋梁】23箇所 延長1,121m
【隧道】23箇所 延長2,285m
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昭和27年12月から昭和33年5月まで5年5ヶ月利用された、ダムを作るためだけの資材運搬専用の鉄道❤︎
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【輸送量】
▪️ダム用セメントの全量336,000トン
▪️細骨材の60パーセントに当たる609,000トンの川砂
▪️袋詰フライアッシュ12,610トン


今はなき大久野駅の日本セメント西多摩工場から専用車輌で15両、国鉄五日市線、青梅線を経由して氷川駅(現:奥多摩駅)に至り、この専用鉄道でダム現場の水根駅までの延長43.5kmを輸送してたんだって

武蔵五日市駅の先の廃線(大久野駅と武蔵岩井駅)も興味あるけど、ほとんど遺構と呼べる物が遺ってないみたい…


川砂は無蓋貨車により小作採集所から小作専用側線、青梅線及び専用鉄道を経由して同じく水根駅に輸送




輸送状況の総括数値
【輸送貨物総量】964,732t
【貨車使用総両数】608,561両
【機関車走行距離】157,629km
【使用燃料量】5,029t
【氷川駅⇄水根駅の運転回数】
11,620往復(=´∀`)


路線は急勾配の上に最小半径の曲線が連続しており、切取部が多く建設後の日が浅かったこともあり土砂崩壊や落石が予想以上に多かったとな
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昭和31年11月4日17:55、除野沢で大量の土砂に乗り上げて約25m下の日原川に転落
6名の殉職者が出た
落石は多かったけど死亡事故はこの一件だけだったらしい
(専用貨物線ではね…)



1970年の住宅案内地図にはまだ貨物線が描かれてる
ひらがなで「ひかわ」って書かれてるとこは今の奥多摩駅
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9月に見たコレは多分第1氷川Bと日原川Bと推測
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草ボーボーだから避けてたけど、
そろそろ廃シーズンかしら〜