そこは…天空にある
灰色に乾いた巨大階段!
完全に人の手で削られたお山なのに
なぜか神々しい光景でした。
192●年、開山着手
翌年、グローリー法にてスタート。
〜この間、業務継承や戦争での休止等がある〜
196●年、坑内堀りで再開発。
197●年、可採鉱量増加のため露天掘りスタート。
今から●年前に閉山。
とある廃鉱山です。
鉱山道路から、白と灰色の一枚岩を仰ぎ見て歩いて行く。
九十九折の斜面を歩いて歩いて…
目の前に灰色の巨大階段がお目見え。
柵に囲われたところは立坑があるらしい。
総務省統計局で調べてみた。
全国レベルでの鉱業従事者の人数
1953年、49万人うち採掘作業者42万人
2010年、3万人うち採掘作業者2万人
直近に関しては、建設従事者と一緒にされて詳細な数字不明。
鉱山はどんどん衰退していく…
前はお山の痛々しい無残な姿に悲しくて心が痛んだけど
今は
見向きもされなくなった廃鉱山の姿を遺跡として目に焼き付けておきたい!
採掘した鉱物は元には戻らない 。
ベンチカットされた形も元には戻らない。
せめてもの償いとばかりに松の木を植樹されている。