昨夜は午前3時以降、若干円安方向。
ユーロが最後にちょっと回復気味という空気ですかね。
昨日の東京時間はギリシャ問題が引き続きフォーカスされていました。
ギリシャ国内では銀行預金の引き出しが起きていますし、
ユーロ圏周辺各国やIMFなどもギリシャ対応に追われているようです。
そのギリシャは、再度の選挙が行われる予定で、
現在の世論では、急進左派連合(SYRIZA)が第1党になる予測です。
このSYRIZAは緊縮財政に反対の立場ですので、
今後のギリシャ世論の展開は非常に大切です。
再選挙は6月17日です。
それらに対して、マーケットは、
BUNDS(ドイツ国債)入札はしっかりとこなし(質への逃避)、
株価は下がり、銀行株が売られています。
昨夜は実は4月のFOMC議事録が公表され、
ゆっくりとした景気拡大の下振れリスクと
追加緩和(QE3)が必要になる可能性の認識がされていました。
マーケットとしては米国経済の状況を確認するべきところですが、
FOMC議事録すら裏番組化しています。
どうやらドイツのメルケル首相が
「ギリシャはユーロ圏にとどまる」
と発言したことを受けて、
最後はマーケットがなんとか持ちこたえたという状況のようです。
今日は木曜日。
今週もあと2日ですが、
週末から来週頭に向けて
米国・英国などがそろそろ出てきて、
一旦マーケットが戻る可能性はあるのかも!
と個人的には引き続き思っています。