時間軸は前後しますが、
長男は本当にマイペースで、
生まれながらに、人の事が気にならない性格です。
苦難は乗り越えられる人にしか来ない理論は、
私は大嫌いですが、
長男の性格はまさに、
難病の妹を持つ兄としては、
ありがたいと何回も感謝しました。
何しろ、
自分が好きなことを好きなようににしたいので、
好きなことをやっていれば、
嬉々として楽しめるのです。
突然、兄のうちに預けられても、
兄のうちには、従兄弟がたくさんのゲームを取り揃えており、
毎日毎日ゲーム三昧で、明るく楽しく過ごせました。
あの1年、
亡くなった兄と義姉は、自分の子と同様に、
息子を育ててくれました。
たまに元夫が迎えに行っても、帰りたくないと言い張ったそうです。
頼れる両親がいない私にとって、
兄はいつも親代わりでした。
たいしてとしもはなれていません。
兄はスポーツ万能、小さい頃から頭もよく、
奨学金で国立大学の医学部を卒業し、
医師になりました。
両親が頼りないからこそ、
勉強して、道を拓くという方法を、
身をもって教えてくれました。
病弱だった母の期待に応えて医師になり、
私のことも請け負ってくれました。
亡くなる前も私のヒーローだった兄は、
若くして亡くなり、
いよいよ、私にとっては手に届かない存在になりました。
兄に育てられた一年は、
長男に大きな影響がありました。
良くも悪くもです。
兄は能力も人格も素晴らしい人でしたが、
若くして亡くなりました。
完全に過労死だと思います。
長男は中学受験の前でしたが、
ただただ無表情に呆然としていました。
眠っているようにしかみえない叔父さんのとなりに座って、
何を思ったのかは、
後々に聞く事になります。