色々な紆余曲折があり、義父は施設に戻り今度はきちんと看取り契約をして、最期の時を刻んでいます。


不謹慎ですが、今日明日のことなので家の準備も刻々進めています。

義母が入院中なので、親世代の掃除。

義父を迎える準備、仏壇神棚の掃除。


入院中で看取ることも葬儀にも出られない義母にみんな同情し優しくしてきましたが……。


元来の優しくするとエスカレート。

お任せする……といったものの電話であれこれ指示。


義父母たちが結婚したときに着た燕尾服を死装束に着せてほしい……。

洋間のクローゼットの茶箱の奥に入ってるから……。

着せるのはちょっと無理だから上にかける感じになりますが。


その希望を受けてここ数日親世帯で旦那はガタガタ探してました………見つからない……。

わかった。土日に一緒に探すよ。

ということで、昨日は燕尾服大捜索。

洋間のクローゼット、普通のクローゼットの3倍の横幅があります。💦

朝から全ての箱を引っ張り出して探しましたが見つからず。 携帯片手に義母に電話しながら

今度は義父母の寝室のクローゼット2つ、和ダンスも探しましたが見つからず。


お義母さん、燕尾服、やはり見つかりません。

ギリギリまで探しますが、もし見つからない時のために第2希望を聞いておいていいですか?


じゃあ、義父の母が縫ってくれた久留米がすりの

着物があるのよ。それがいいわ。

和ダンスのたとう紙を1つ1つ開けてそれらしいもの2つ。

電話で柄を話すって難しくて、しかも義母は耳が遠い。

藍染の大きめの柄のかすりと、黒い染めの小さい柄のかすり模様があるんですけど、どっちですか?


久留米がすりよ。


知らんがな……。久留米がすりがどんなんだか……。


お義母さん、話聞いてください。

藍色の地のは、いろいろな大きさの柄です。

黒い地のは同じ柄が続いています。


あ、藍色の方だわ……。


あーよかった。やっと通じた。

すでに久留米がすりで30分。


それと………


そ、それと??


私の父の着物の縦縞の大島紬もいれて。


え?2着入れるんですか?普通1着を上にかけませんか?


なんで?2着入れちゃいけないってことはないでしょ?


またその大島紬が見つからず。

縦縞の着物が1つ出てきた。

でもこれ大島紬じゃない気がするなぁ……。

でも一応再度義母に電話。


1着縦縞の着物と羽織のアンサンブルがありましたが、色が紫と白と黒の縦縞で思いの外派手目でモダンな着物ですよ。これしか縦縞はありません。


え?どんな着物?


だから紫と白と黒の縦縞です。


誰の着物かしら?


知らんがな……。


大島紬よ。グレーっぽい縦縞よ。


結局大島紬は見つからず。


しばらくしてまた義母から電話。


ねえ、燕尾服はなんで見つからないの?


寝室のクローゼットに黒いスーツはありましたがあれ喪服ですよね。

燕尾服はツバメの尻尾ついてますもんね。


あ、それは喪服よ、それもいれといて。


は??それもって……何着入れる気ですか?


前に葬儀屋さんに聞いたら5.6着は入るって言ってたわ。わかりました。葬儀屋さんに聞きますね。

でも久留米がすりしか見つからないです。


義母キレ気味に

じゃあもういいわ!私が死んだら全部抱えていくわ!


じゃあそうしてください……(鬼嫁)


2階に上がってその話をすると

旦那ブチ切れました。

いい加減にしろ!

なんでもぶち込んで、棺はゴミ箱じゃない‼️

後で自分が処分に躊躇するからってなんでも一緒に燃やそうとすな!!

かわいそうだと思って、優しくしてればエスカレートして!

任せるって言ったくせに次々指示出ししてきて、

いい加減にしろ!!

もう、義母の電話は出なくていい‼️


普段の旦那を知ってる方は想像できないくらいの剣幕と汚い言葉で、私が耳を疑いました……💦

あんなに怒ったのは初めて見たかも。


少し落ち着いて、写真はなんか考えてるのはあんのかな……

いつもの旦那に戻ってます。


義母に電話しました。


写真は希望のものはありますか?


何も考えてないわ。

お任せします。


旦那再燃!

どっちが大事たよ。

こだわるところが違うだろ!

💦💦💦


燕尾服と大島紬の追伸


義母との会話

燕尾服、なんでみつからないのかしら。

あの燕尾服はね、私たちが結婚する時に義父が着たものなの。

そのあと……30年後……あなた達が結婚する時に着ようと思ったらお腹が太って着れなかったのよ。

急遽紋付にしたのよ。

だからあの時には見てるってことよね。

そのあとクローゼット茶箱の奥にしまったのよ。


……お義母さん……

私たち結婚して35年経ってます…。

それと……そのあと家建て直してます。

この家じゃないですよ……。


あ……確かにそうね……



ないないない!

絶対燕尾服はこの家にない!!



大島紬の話

それから最後にもう一度、茶箱を探してたのですが、

これ……この手触り……大島紬じゃないかな……。

色も柄も義母の言った通りだし………。

でも………その大島紬………。

縫い直して義母のスーツになってました……。


 

かすかに……記憶のどこかで、

この父の大島紬、もったいないから私のスーツに縫い直したの……あーそんな会話あったな………


家でのこんなドタバタ。


施設の義父のところに行くと申し訳なくなります。


お義父さん、お義母さんのこと待ってる?

怪我して、入院してて来れないんだよ。

謝ってたよ…。

亡くなった伯父と旦那の弟が来たらついていってね。