てまりんにしてあげたいこと、連れてってあげたいところがいっぱいあるのだけれど。
それを叶えるたびに心のどこかがチクッと痛む。

それは、奈々にしてあげられなかったことかもしれないから。
奈々がてまりんと同じ年の頃何をしていたんだろう....と考えた。
その頃息子は野球ど真ん中。
そして熱心な学校だったから親もサポートに走り回り野球ど真ん中。
息子が小学校2年生の時にうちに来た奈々。
息子が野球を始めたのとほぼ同時。
それから12年間、家族に土日祝日は全て野球だった。
一緒に連れて行ったこともたまにはあったけどそのほとんどがお留守番。
私も平日は仕事と趣味に奔走してた。
息子が野球を引退し、ほっと一息ついた頃には奈々は12歳のおばぁちゃんだった。
ここへ連れまわすのはかわいそうだね...ということが多くなった。
想像するとあの子はいつもおうちでお留守番だった気がする。
それでもそれからほんの数年は旅行にも連れて行った。
散歩が嫌いだったので、ドッグランなんてとんでも無く、車もストレスかなと思いながら....。
飼い主が若いということは、犬に先を考えたら安心なのだと思うのだけれど、子供達と一緒になって育っていく...というのがいいのだろうけれど。

うちの場合は今私たちの年だから、ゆったり向き合える...というところがある。

私がてまりんを可愛がっていると、旦那がすっと奈々にお線香をあげにいく。
旦那がてまりんを可愛がっていると、私がすっとお線香をあげにいく。

心のどこかで、奈々に謝ってるんだとおもう。

てまりんの安心している寝顔を見ながら、ふと視線をずらして奈々の遺骨を見つめる...奈々を想います。

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