密かに思いを寄せていると、その思いが通じることがある。
中学時代に部活で隣町の中学に練習試合に行った。バスケ部だった俺はその中学に練習試合に行くことを密かに楽しみにしていた。というのもそこには女子部もあり、弱小チームの我々は女子を相手に試合をすることもあったし、合同で練習をすることもあったから、そういうふれあいがなんとなく良かった。
そしてなによりそこにかわいい子がいたからだ。思春期の俺らは「あの子がいい」「この子のほうがかわいい」など行くたびに盛り上がっていた。俺もいいなと思う子がいた。
高校になり、隣町だったこともあり俺が気に入ってた子と同じ高校に通うようになった。彼女は引き続きバスケ部へ、俺は違う部へ。
クラスも違うしまったくしゃべることもないまま3年2学期が終わろうとしていた、クラスの女子に呼び出されその場所へ行くと、なんとその子が待っていた。
「呼び出したの私です・・・」
そして
「夏ぐらいから気になってて・・・付き合ってください」
「俺は中学から好きだったよ・・・」とは言えるわけもなく、ただ告白されたことにとても驚いてた。
もちろんこの子のことをずーっと思ってたわけではない、ほかの子とも付き合ったし、ほかに好きな人もできてた。
でも心のどこかで彼女の存在もあったのもたしか・・・
結局、めでたくお付き合いはしたが、お互い進学し離れ離れになってなってからはあっけなく別れてしまった。
こういう経験はこれを期にたびたび俺には起こっている。「思いは通じる」この効力がまだ通じるなら、今思いを寄せている「惚れてまうやないかー!!」の彼女にぜひ通じてほしいもんだ。