今から10年くらい前。当時勤めてた会社でのこと。5つぐらいの課70~80人ぐらいが同じ階のオフィスで仕事をしていた。課ごとの仕切りはなく行き来はできるが、課が違えばなかなかしゃべる機会もなく、名前と顔が一致しない人もいた。とくに俺は転勤先からの出戻りで1年ぶりにこのオフィスに帰ってきたから、古株社員は顔なじみだが新顔はほとんど知らない。当然新顔達もこちらのことを知らないがわけだが、月日が経つにつれ新メンバーとも打ち解け、各課にもなんとなくこっちの存在を知ってもらうこともできた。そしてさらに日は流れたある日から、なんとなくこちらへ向かう視線を感じるようになっていた。