はじめの一文からこの物語はすでに始まっています。
「さかなのこ」
予告から気になっていた作品ですが、ようやく拝見しました
この映画は「ギョギョギョ」というフレーズで有名なさかなクンの半生を基にしたお話です。
映画がはじまって最初に画面に映るのはこの一文
『男か女かは、どっちでもいい』
まさかの一発目にこの一文
見る人に向けたメッセージ、だけでなく
男とか女とかとやかく言わずにとりあえず見ろ、という意思を感じます笑
さかなクンがさかなクンになる前、ミー坊と呼ばれるお魚が大好きな子供でした
魚を食べて、海に行ったり水族館に行ったり、絵は得意だけれど勉強は苦手
そのうちミー坊はお魚博士になりたいという夢を持ちます。
大きくなってもミー坊は変わりません
お魚が大好きでお魚のことなら一生懸命
ヤンキーに絡まれても、先生に進路を心配されても、ミー坊はミー坊のまますくすく育ちます
好きなものを好きなままでいることが
どうして大人に近づけば近づくほど難しくなるのか
まっすぐなミー坊のつまづくこともあるけれど元気が出て、思わず応援したくなるような半生のお話。
自分の好きだったものについて思い出させてくれる映画です