少子高齢社会
高齢者が増え、莫大な社会保障費が国家予算として投じられる近未来の日本
物語は若者が老人を襲う事件から始まります
主人公のミチは78歳
PLAN75は物語の序盤からミチの生活のあちこちで登場します
しかしミチは興味を示しません
ミチがこの制度に目を向けるようになるのは彼女の意思なのか
この制度、強制ではなくあくまで申請した人限定というところがポイントですね
フィクションでありながら全くあり得ない話とも思えない
妙に現実味を感じる作品だからこそいろいろと考えさせられました
現実であれば高齢者だらけの国会でこんな法案が可決される可能性は低いのでは、とか
それなら75歳に限らず安楽死を認めるべきでは？とも思ったり
病院などで制度のPR動画が流れている、炊き出しをしながら制度の広報活動はそもそも一定条件下の高齢者を対象としていないか？とか
こんな政策は絶対にあってはいけない、という制作側の意図が感じられる作品だったかと思います
